塗料の不良品。塗装の不良ではなく『塗料の不良』です。めったにない事ですがごくまれにあります。
初期不良という言い方が正しいのかどうか分かりませんが、ある現場で、ある塗料の缶を開けて使おうとしたところ塗料がダマ(固形化)になっていて使えませんでした。
(ご依頼頂いてる一般のお客様宅ではありません)
※画像は塗料名が分からないように加工しています。
製造年月日が古いのか?とも思いましたがそうでもないみたいで、もしかすると色んな要素が絡み合ってるのかもしれません。原因は現段階ではよく分かっていません。
塗料は種類により粘度の差はありますが、とうぜんながら液体でありそれに対して水、シンナー等を入れて希釈します。一切何も入れない無希釈タイプもあります。
それが今回は最初から3分の1が固形になっていますので明らかに不良品です。永い間、塗装業をしていますがこのようなケースはここ数年記憶にありません。
車を新車で買ったとしても何千台か何万台かに1台程度は初期不良があるそうです。人間がしている事ですので、それに対してどうこう言う気は全くありません。
ただ、予想外の出来事でしたのでひじょうに困ったのですが、お付き合いのある塗料ディーラーさんが神対応をしてくださり事なきを得ました。施工のロスもほとんどありません。ほんと助かりました。