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予算の関係上コーキング(シーリング)の打ち替えのみ依頼する事は可能でしょうか。とありますが、もちろん可能です。

コーキングの打ち替え、と言う事はサイディングの外壁ですね。

 

ご存知のようにサイディング外壁の場合、一番最初に傷みだすのがコーキング部分の縦目地です。

 

早い場合であれば5年前後。遅くても10年経過すればほとんどの場合で傷みだします。

 

そこでコーキング修理となるわけですが、その場合修理方法としては、

①コーキングのみ修理をする。
②コーキング修理＋外壁塗装をする。

 

この2種類ということになります。実際には②でご依頼いただく場合が多いですが、①だけの方もいらっしゃいます。
　

また、予算云々は関係なくサイディング外壁はまったく傷んでいないのに塗装までしなくていけないの？という方もいらっしゃいますので、おさらいの意味も含めてコーキングと外壁塗装についてお伝えします。

コーキング修理のみの場合とコーキング修理+外壁塗装。それぞれの工事にはメリット・デメリットがあります。主なものだけをあげてみました。

 

■コーキング修理のみの場合

 

メリット・・・費用が安く済む。

デメリット・・・コーキングのみの工事となるため今回工事をしても紫外線が直接当たるためコーキングが劣化するのが早い。

 

■コーキング＋外壁塗装の場合

 

メリット・・・コーキングをしてからその上に外壁塗装をするためコーキングの劣化が遅くなる。

デメリット・・・外壁塗装がある分、費用が高くつく。

 

リフォームの場合は、極端な言い方をすればやればやるほど良いに決まっています。

ただ、どうしても費用がかかってくるのは当然のことなのでコーキングのみの修理という選択肢もありです。

どちらをお選び頂いても全体工事となりますので仮設足場の設置は必要となります。

足場工事が必要となるため、すごく乱暴な表現になりますが、

仮設足場+コーキング打ち替え+外壁塗装で100万円だった場合、

仮設足場+コーキング打ち替えのみの工事で50万になります。
 
　
※あくまで費用についてのイメージです。お読みになっている方が把握しやすいように書いています。

 

・一部のコーキングのみ可能か

 

一部のコーキングのみ交換すること。こちらについても可能です。

 

仮の話、縦のコーキング目地を1本のみ打ち替えする、あるいは2本だけ打ち替えする、いずれも可能です。

 

その場合、2点ほど留意点があります。

1点目。
弊社の場合、コーキングの打ち替え単価が700円から1000円と『料金について』のページで記載していますが、1本のみ、または3本のみとなりますと2階建ての場合、メーター数はだいたい5ｍから20ｍまでになります。

 

その場合は、ｍ換算での金額提示はできず、700円から1000円というｍ単価は当てはまらなくなり、通常は一式という表示になります。

 

2点目。
縦目地のコーキング交換が一本の場合であっても、お家の環境によっては、ハシゴでの作業が困難の場合もあります。

 

外壁から2ｍ程度の敷地があればハシゴは立てれます。但し3階建てとなりますとほとんどの場合がハシゴでの作業は厳しいです。

 

大阪の場合はどうしても敷地的に狭いケースが多く、その場合はたった1本のコーキング交換であっても仮設足場が必要となります。

 

 

 

 

・最後にDIYでコーキング修理をする際の注意点です。

 

こちらも2点の注意点があります。

 

よくホームセンターで買ってきたコーキング材で埋めてる方がいらっしゃいます。

それはそれで問題ありませんが、使用するコーキング材は変性シリコン、あるいはウレタンと呼ばれるものをご使用ください。1本で500円前後します。

 

300円前後で売っているシリコンは劣化しにくいのですが、外壁が汚れやすくその上から塗装できなくなります。

もう一点は、2階から1階までの縦目地で、背の届く範囲の1階部分だけをコーキングされている方がいます。

 

これは2階から侵入した雨水を1階のコーキングによってせき止めることになりますので、この部分だけをするのであれば上から下までの施工が望ましいです。

 

▼1階部分だけをコーキングしても、2階から雨水が侵入するので意味がない。

 

▼やる場合は2階から1階まで。こうすることによりこの縦目地からは雨水が侵入しないです。

当然ながらこのような場合は危ないので近隣の業者さんに依頼しましょう。素人さんがやると事故になります。命をかけてやるものではありません。

 

以上になります。また分からない事がありましたらご質問ください。