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〒577-0006 東大阪市楠根1丁目3-10
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E-mail : sumitomo.re@train.ocn.ne.jp
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公憤を持った塗装屋 2014年2月14日
以前からお世話になっている行政書士の先生が交流会を開くという事で参加してきました。
その交流会には関西塗魂のメンバーが集まってくれて、それだけでもありがたいことなのに塗魂ペインターズの事務局長である(有)麻布の池田社長もわざわざ名古屋からご参加くださいました。
池田さんと言えば、日本で一番有名な塗装店の社長です。
以前、東京かどこかで全国の名だたるリフォーム店社長が講演するという催しがあって池田さんの講演だけは即日満員御礼となったという伝説の持ち主。
同じ団体に所属しているので、身内びいきで言う訳ではありませんが、この方ほど人間味に溢れている方もそういないんじゃないかと思います。これがオーラというものなのか分かりませんが、初対面でも会った瞬間に池田ファンになってしまうから不思議です。
現に今回の交流会で、ある塗料メーカーの新人営業くんを池田さんにご紹介したところ、いたく感動して汗だくになっていました。興奮して夜眠れたか心配(笑)
こんなこと書くと怒られるか?
ご本人からクレームがあったらこの記事を消しますので、
あるエピソードを一つ。
大阪に若手社長が経営している塗装店がありました。彼はある特殊な塗装をこれから売りだしていこう、と考えましたが実績ゼロ、知識もゼロ。どうやったら受注出来るのか分かりません。
そこで誰かその塗料について詳しい人に相談しようと、以前から知っている池田さんに電話をかけました。
と言うのも池田さんの塗装知識は相当なもので、我々専門店が舌を巻くほど。塗料に関してもメーカーの担当者より精通しているのは教科書に載っていない現場知識を持っているからです。
池田さんに相談する若手社長。最初の数分は普通に話していたそうですが、池田さん電話で話してる事にもどかしさを感じたのか「こんなこと電話で説明出来んから、今から大阪に行く」と言い電話を切ってしまいます。
時計の針は夜の9時すぎ。池田さんの住んでいる名古屋から大阪まで車で飛ばしてもゆうに2時間を超える距離です。
(ほんとにこんな時間から大阪まで来るのか?)と若手社長は半信半疑だったそうですが、深夜の12時前にチャイムが鳴るので出てみると、玄関の前にニコっと笑った池田さんが立っていたそうです。
この話はその若手社長から聞いたのですが、池田さんならあり得る話だと思いました。そんな人なんです。同じ塗装業界で困ってる若手がいれば放っておけない。頑張ってる若手が可愛くて仕方がないんでしょう。
「この業界はこのままではダメだ。もっともっと良くしたい」など自分の私欲以外に奮い立つことを「公憤(こうふん)」と言うらしいですが、そういう意味では池田さんは塗装業界を良くしたいという公憤を誰よりも持ってる方です。
お忙しい中、大阪まで来て下さりありがとうございました。
あなたのご応募待っています。
(有)永建工業では現在、以下の募集をしています。
■スタッフ(塗装見習い、塗装職人)
応募条件
|
◇挨拶をする・嘘を言わないなど最低限の常識をお持ちのかた。 |
※東大阪市に集合し、そこから各現場に行きます。
弊社のホームページをお読みのかたはお分かりいただけると思うのですがお客さまのほとんどがエンドユーザー様(一般のお客さま)になります。
特に若い塗装職人さんに言いたいのですが、塗装の場合よく巷にある3回塗りを2回塗りにするとかシーラーを抜いて上塗りだけにするとかの話をよく見聞きしているかと思います。
そういう現場はあり得ない請負い金額が初めから設定されていますのでやむを得ず、、、という流れでそのような仕事になっていると思うのですが、どういう理由であれ誇りの持てない仕事をしているのは哀しいことです。
今は良いかも知れませんが将来何の学びにもなりません。20年以上いろんな職人さんを見てきましたのでこれは断言できます。
弊社の場合、依頼主さまから直接仕事をいただくことでお客さまと直に接する。これは将来必ず役にたちます。
また独立希望のかたは大歓迎です。むしろそのような方が応募してください。仕事のとり方等全てお教えし独立の際は応援します。
以下が1日の大まかな流れになります。
7:00 東大阪市の倉庫に集合
8:30 現場到着、作業開始
8:30~10:00 塗装作業
10:00~10:30 休憩
10:30~12:00 塗装作業
12:00~13:00 お昼休憩
13:00~15:00 塗装作業
15:00~15:30 休憩
15:30~17:00 塗装作業
17:00 作業終了
18:00 明日の段取り、帰宅
※戸建住宅の施工がほとんどの為、残業はほとんどありません。
■高圧洗浄
■コーキング工事(外壁の割れを直します)
■養生(窓など塗らないものをナイロンで囲みます)
■ローラー、刷毛での外壁塗装
■ローラー、刷毛での屋根塗装
■刷毛での樋・庇・雨戸などの塗装
※今回の募集は2名になります。定員に達した場合このページは閉鎖いたしますのでご了承ください。
現在は地方にお住いになられ、心機一転大阪で塗装工を目指そう。とお考えの方は住居を提供します。
なぜなら私自身が若い時に姫路に住んでいてずっと「大阪に来たい」と考えていたからです。
私の場合は大阪に来て正解でした。
昔の私のように「大阪に来たい」との思いがある方を弊社はサポートします。
興味を持たれた方はまず
『職人募集を見たのですが・・・』とお気軽にお電話ください。
0120-377-376
(AM8:00~PM20:00)
※メールの方は下記問い合わせフォームに
ご記入いただき、送信ボタンを押してください。
あなたのご応募お待ちしております。
塗装が出来ないサイディング。
難付着サイディングとは?
塗装が出来ないサイディングボードがあるのをご存知でしょうか?
厳密に言うと、塗装が出来ないわけではありませんが、塗料の密着が良くない、という意味で【難付着サイディング】と呼ばれています。
それは、新築時にサイディングの製造メーカーで何かしらのコーティングが施されているサイディングです。
・光触媒コーティング。
・無機コーティング。
・フッ素コーティング
などの種類があり、日差しが強い面であってもチョーキングなど、劣化がしないのが特徴です。
10年くらい経っていても、新築時の艶が有るサイディングといったら何となく分かっていただけるでしょうか。
冷静な判断をしますと、傷んでいない訳ですから塗装をしなくていいはずです。でも、業者さんの判断が見誤った場合や、それを知らずに塗装を勧める場合がありますので知識として持っておいて損はありません。
そのような特殊なコーティングを施されたサイディングボードを塗ってしまうとどうなるか?と言いますと、塗った塗料の種類にもよりますが早々に剥がれる可能性があります。
難付着と思っていても、そうじゃなかった場合はそれはそれでいいと思います。要はそれぐらいの慎重さが必要だという事です。まぁ実際の話を言いいますと、営業色の強い業者さんは、そんなサイディングの存在自体を知らない場合が多いです。 で、ついつい薦められるままに塗装してしまう。そんな事にならない様お気を付けください。
下記に難付着サイディングボードの見分け方を貼っておきます。
ご参考になさってください。
※これは大まかに判断する資料です。全てに当てはまるとは言えませんので、そのあたりはご了承ください。
この記事を書いてから数ヵ月後に難付着サイディングボードでも塗装可能な塗料が発売されました。
日本ペイント 弱溶剤高付着浸透形ハイブリッドエポキシシーラー
ファインパーフェクトシーラーです。
これは下塗り材ですので、高圧洗浄をしっかりしてからこのファインパーフェクトシーラーを塗り、その後各種上塗り材を塗れば付着性に関係なく施工可能というわけです。

さすが日本ペイントの技術力にあっぱれといったところですが、全てにおいて問題がなく塗れるのか?と言えばそうではないような気がしています。
これは商品にケチをつけようと考えているのではなく、単なる自分の性格上の問題です(笑)
そもそも、コーティングして間がないサイディングボードと築後10年経っているサイディングボードでは常識的に考えて、付着性が同じだとは思えないからです。これから自社でフィールドテストをして自分の目で確かめたいと思っています。結果がでましたら皆さんにご報告致します。
よくご訪問した先での、お悩みとしてシーリング材の劣化があります。
▼シーリング材が破断している状態。
▼シーリング材が劣化して青い下地が見えている状態。
サイディングとサイディングの間をつなぐシーリング。
劣化の原因の主な理由として
・建物の構造・立地・環境
・シーリング材の選択
があげられます。
ここではサイディング塗装時に重要な、シール打ち替え工事について弊社が使用しているシーリング材をご紹介致します。
弊社がサイディングの場合、使用しているシーリング材は
オート化学工業のオートンサイディングシーラント。
もうひとつは同じくオート化学工業の
オートンイクシードです。
※オートンイクシード15+はオートンイクシードに名称変更しています。
どちらとも種類はウレタンになります。ウレタンと言えば紫外線に弱く、通常サイディングのシーリング打ち替えには不向きなもの。
しかし、このウレタンは通常のウレタンと似て非なるもので
・破断するまでの伸び率。
・紫外線、風雨による耐候性。
この二つの性能を高めているのが特徴です。ですのでネオウレタンと呼ばれ、オートンサイディングシーラントに限って言えば発売から20年を超えており大手ハウスメーカーにも採用されている実績があります。
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なぜ、他のシーリング材に比べサイディングにむいているのか?そのあたりを綴ってみます。
まずは、オートンサイディングシーラントから。
下の画像が耐久性実験の結果です。耐久性実験とは、お湯に浸したり引っ張って冷却したり、また熱を加えたりと、現実の環境に模した実験の事です。
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| 1成分形変成シリコーン | 1成分形ポリウレタン | 2成分形ポリウレタン |
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|
|
| 2成分形変成シリコーン | オートンサイディングシーラント | |
他のシーリング材が割れ、剥離が起きているにも関わらず、オートンサイディングシーラントは全く異常が起きていません。
屋外暴露実験です(3年経過時点)下の画像は実際に外に置いた状態で変化を見た状態です。
| 材料 | オートン サイディング シーラント |
1成分形変成 シリコーン |
2成分形変成 シリコーン |
1成分形 ポリウレタン |
2成分形 ポリウレタン |
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![]() |
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![]() |
|
| 汚れ | △ | × | × | △ | 〇 |
| 変色 | 〇 | ― | ― | △ | × |
| クラック | 〇 | 〇 | 〇 | △ | × |
※―は汚れで評価できず
続いては促進耐候性試験(1000時間照射時点)の様子です。紫外線照射と散水を試験サンプルに繰り返し行い劣化状況を見たものです。
| 材料 | オートン サイディング シーラント |
1成分形変成 シリコーン |
2成分形変成 シリコーン |
1成分形 ポリウレタン |
2成分形 ポリウレタン |
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![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
|
| 変色 | 〇 | △ | △ | △ | × |
| クラック | 〇 | 〇 | △ | × | × |
こちらもご覧のとおり、オートンサイディングシーラントは変色、クラックともに異常は見られません。
オートンサイディングシーラントは仕上げ塗料を汚染しません。それは可塑剤が入っていないためです。可塑剤とはシーリング材の柔軟性を保たせるために入れる添加物のこと。シーリング材の性質を改善する役目があるのですが、その一方で耐久性・耐候性・汚染性・接着性を低下させてしまいます。
また、可塑剤がシーリング材に入っていると、塗装した後にブリード現象(黒ずみ)が起こりやすくなります。
ブリード(黒ずみ)している様子。
引張接着性試験
左がオートンサイディングシーラント、右が1成分形変成シリコーンです。
これも可塑剤が入っていないため接着性が良好です。また専用プライマーを使用することにより優れた接着を確保します。
これに関しては、私が説明するよりも下記の動画をご覧ください。
これが、オートンサイディングシーラントです。横揺れに強い応力性。同じサイディング用のシーリング材でもこれだけ伸びが違います。
期待耐用年数は10年。これは化粧仕上げだけの数字ですので、この上に塗膜を1層重ねるとこれ以上の期待ができます。
続きまして、オートンイクシードです。
オートンイクシードは特殊高耐久ポリマー『LSポリマー』を配合する事により、耐久性を上げた次世代型のシーリング材です。長期に渡りお家を紫外線・雨水から守ります。
どんなシーリング材であっても打ちたては柔らかいのは当然のこと。時間が経てば経つほど固くなり、スカスカ状態になってしまいます。
イクシードはLSポリマーの配合により長期間の柔らかさを実現しました。
シーリングの価値は、引っ張る力の『耐ムーブメント性』と躯体にどれだけ引っ付けるかの『接着力』で決まってきます。どちらがかけてもダメなわけです。
①50℃24時間30%圧縮 ②23℃24時間放置
③繰り返し試験(±30%×4000回繰り返し、速度:5回/分)
上記1サイクルを10年のダメージと想定し、3サイクル(約30年分)実施。見事試験に合格しました。
サンシャインウェザオメーターによる促進耐候性試験。
これは塗膜試験でもよく使う耐候性試験です。太陽光、降雨を模しての実験。実際に現実世界と同じ環境が作れるかというとそれは分りません。誤差は必ずあるはず。
それでも、 4000時間(現実世界の20年相当)あてて、ひび割れ一つないのは驚きです。
ちなみに、以前はオートンイクシード15+となっており『15+』というネーミングは期待耐用年数が15年以上としていたのですが、実験結果では15年をゆうに超えることから『15+』の表示は外したと聞いています。
あくまで机上の実験ですから想定であり、現実には・立地・環境・建物の構造によりどうなるかは分かりません。
ただ、そうであっても実験ですら結果がでないものもあり、評価の高いものは使うにこしたことはありません。
また、耐久性のいいものを使うのはメンテナンス周期を遅らせることになります。
再塗替えの際には撤去に困難しそうと別の心配がありますが・・(汗)
さて、続きまして、シーリングの作業工程になります。
| ①施工前の状態。既存シールは劣化していいます。 |
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| ②シーリング撤去。
サイディングボードの素地が出るまでシーリング材を撤去するのがポイントです。 |
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| ③専用のプライマーを塗ります。
ボードとシーリング材を接着させるためのいわばボンドの役割をします。塗りムラ、カスレがないようしっかりと塗るのがポイントです。 |
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| ④シーリングを打ちます。
奥までしっかりと入れ込みます。 |
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| ⑤ヘラで余分なシーリング材を撤去し、ならしていきます。 |
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| ⑥テープを剥がして完成です。塗装する場合は、このあと数日乾かしてから塗装スタートです。 |
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まとめ
ご覧いただいた様に、オートンサイディングシーラント、オートンイクシードが耐久性・耐候性・汚染性・接着性に優れているのは、可塑剤を含んでいない完全ノンブリードタイプでありながら、低モジュラスを実現したシーリング材だからです。
欠点はないわけではありません。乾燥がひじょうに遅いです。打って間ナシはベタつくため養生期間をしっかりとってからではないと、下塗り工程に進む事が出来ません。
つまり工事屋泣かせの材料です。
短い工期をご希望のお客様にはむいていません。
あと、もう一点。
ご存知かもしれませんが塗料は塗料メーカー、シーリング材はシーリングメーカーになります。
これは外壁塗装をする上で重要な事です。
大手塗料メーカーのほとんどが、シーリング材の上に塗装をする事を推奨しておらず、塗装を先に終わらせてから、シーリングを打つ、後打ちを推奨しています。
というのも、塗料とシーリングの相性はどうか?という問題があるからです。
いくらいい塗料、いくらいいシーリング材を使っていてもお互いの相性が良くなければシーリング材の上に塗った塗料に不具合が起きるかもしれません。それは可塑剤の入っていないオートンのシーリング材であっても同じ事です。
そのため
弊社では使用する塗料とシーリング材の密着テストをオート化学工業さんに依頼し、合格がでた場合のみ使用しています。
オートンサイディングシーラント、オートンイクシードでサイディングの外壁塗装をご希望の方は下記までご連絡ください。