外壁からの雨漏りに多い事例としてALCパネルがあります。

ALCは軽量気泡コンクリートの外壁材になり標準サイズで約3m×60cmのパネルです。戸建て住宅やマンション、または工場などで使われており断熱性・耐火性に優れているのが特徴です。

ALC外壁

私自身、今まで数多く新築・改修で塗ってきており個人的には好きな外壁材なのですが、欠点があるとしたら

・割れてしまうと雨漏りにつながりやすいこと。
・ALCパネル自体に吸水性があること。
・ジョイントのシーリングが傷みやすいこと。

などがあります。構造の性質上、モルタル外壁やサイディング外壁のように1次防水・2次防水の概念がなく割れてしまうと雨漏りに直結してしまいます。こちらの画像は外壁の割れから雨漏りしていた画像です。このあと塗装をし雨漏りが止まりました。

ALC外壁

こちらの画像はALC外壁の割れを修理しなかった為、中がサクサクに風化している状態です。表面を塗装しておけば早々このような事にはなりません。ですが、自分の家とはいえ普段まじまじと外壁をチェックすることなど日常ではありませんからこのあたり悩ましいですね。

ALC外壁はこまめに外壁をチェックし、とりあえずの応急処置だけでもしておきましょう。