2階のキッチン天井に雨漏りがするとのご相談で現場調査に行ってまいりました。建物の種類はRC住宅で陸屋根タイプのお家になります。ハシゴで登り確認したところ雨漏り箇所の真上は排水口です。

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このサイト上で何回も書いていますが、ベランダ・屋上の雨漏り原因、その多くは排水口という場合が多いです。雨が降った時、一点に集中するのが排水口ですから経年で劣化するのは仕方がない事なのかもしれません。

通常であれば『改修ドレン』を設置すれば雨漏りは止まるのですが今回は外へ排出するまで長いので通常の改修ドレンでは雨漏りは直りません。

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図にしてみました。(内部は見えませんので想像図です)仮に亀裂箇所から雨が漏っていたとすれば、通常の改修ドレンを設置したとしても亀裂箇所までは届かず設置しても意味がありません。

 キャプチャ1

キャプチャ2

改修ドレンを設置するには出口を外に出すこと。当たり前のことではあるのですが重要です。今回は改修ドレンに長いホースを設置することにしました。

キャプチャ3

作業の様子です。鉛製の改修ドレンを設置して形成します。

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補強のためメッシュクロスを重ね部分に入れ

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ウレタン防水材を塗布。

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最後にゴミが入らないようにストレーナーを設置。

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ドレンのホースも外に出ているのが確認できます。

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後日、『雨が止まった』と喜びの声をいただきました。