・重い日本瓦からカラーベストに、あるいはセメント瓦から軽量の屋根材にしたい。
・屋根から雨漏りがするので葺き替えをしたい。

など、屋根を葺き替えする場合、【どのような屋根材にすればいいのか?】と、屋根材選びに迷う方も多いのではないでしょうか。

今回は信頼と実績のおける屋根材メーカーのひとつ、ケイミューの中で選ばれる屋根材3つをご紹介致します。

ケイミューの屋根材は、高い耐久性と必要な機能を確実に満たし、コストパフォーマンスが素晴らしく、また意匠性や耐震性のニーズには、徹底的なこだわりをもっていると感じています。

ケイミューの屋根材から、自信を持ってオススメしたい製品を3つご紹介します。


シンプル&ミニマムなら『コロニアルクァッド』

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ケイミューから発売されている屋根材、カラーベストシリーズのベーシックライン(普及版)になります。

ミニマムなデザインかつ、必要最低限の機能をしっかりと備えています。

 

【コロニアルクァッドの特長】

☆軽量だから地震に強い

0001 (14)洋瓦や平瓦と比較して、カラーベストの重量はほぼ半分。30坪の住宅だと、屋根にかかる重量は2トン以上もの違いになります。

積み木をイメージしてみてください。上のほうが重いと崩れやすく、下が重いと安定しますね。住宅も同じことです。屋根の重さによって建物の耐震性も変わります。

リフォームの際に軽い屋根を選ぶことで、減震効果が得られます。

 

 

☆長期間安定の耐久性

カラーベストは、ケイミューオリジナルの技術である「ハイパー・ドライ製法」を用いて、最低限の水分のみで作られます。ハイパー・ドライ製法の屋根は吸水率、含水率が極めて低く高密度。経年変化にも影響を受けにくく、荷重や衝撃にも強い。30年以上の使用にも変形せずに耐える強度を誇ります。

 

☆風、雨、火、熱、音…全てをパワフルにブロック!

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屋根材を1枚ずつ4本の釘で固定し、がっちりと飛散防止。

大雨による水の浸み込みを防ぐ、2段階防水。

国土交通大臣による認定を受けた、火災に強い屋根材。

断熱性を高め、住まいの快適性をキープする熱シャット工法の採用。

屋根の厚みも充分に確保されているため、静音性も瓦屋根と同等。

カラーベストには住まいを災害から守る工夫が、さまざまな角度から施されています。

 

☆どんな住まいにもマッチする、横一文字のシンプルデザイン

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コロニアルクァッドのデザインは横一文字。シャープでくせのないテイストですから、あらゆる住まいに似合います。エッジも同じ表情で仕上げるか、シャープなメタル調にするかも選択可能です。

 

☆3層コートの下部2層は、グラッサコートと同品質

トップコートはグラッサコートではないものの、その下のコーティング2層は上位製品と全く同じ。「無機化粧層」と「無機彩石層」が使われています。トップの高耐候アクリルコートが劣化してきたとしても、強靭な下層コーティングが色調を保ちますから、退色は目立ちにくくなっています。

 

<コロニアルクァッドをオススメする理由>

あまり予算をかけずに屋根葺き替えをする場合は、このクァッドをお選びください。シンプルではありますが最低限の機能がついておりコストパフォーマンスに優れています。

もう少し耐久性のあるカラーベストをお望みの場合は、次のグラッサというハイグレードシリーズをお選びください。耐候性や退色防止などの機能強化、多彩なデザインが魅力です。

 

屋根の美しさを追求するなら『グランデグラッサ』

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グランデグラッサはコロニアルクァッドと同じく、ケイミューのカラーベスト。

耐候性や色持ち、意匠性にもこだわった上位版の屋根材です。

 

【グランデグラッサの特長】

軽量、耐久性、防災機能などはカラーベストの基本性能ですから、コロニアルクァッドと同等です。

ここでは、グランデグラッサならではの魅力についてご紹介しましょう。

☆グラッサコートと無機3層構造の耐候性

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グラッサシリーズのひとつであるグランデグラッサのコーティング仕様は、「グラッサコートと無機3層構造」。超促進耐候試験では、約30年を経ても色褪せが目立たないという結果を出しています。

まず1層目として基材の上に施されるのは、「無機化粧層」。無機顔料で着色されたセメント層です。無機顔料は有機顔料より大粒のため、セメントの微細な孔から流出していくことがなく、長期間色調を維持できます。

2層目は「無機彩石層」です。ガラス状の釉薬をかけた細かな石が敷き詰められ、美しい光沢と色彩を保ち続けます。耐久性、耐蝕性も高い材料です。

3層目は無機系塗膜である「グラッサコート」で仕上げです。紫外線によって破壊されることのない強力な分子結合が、退色や劣化から屋根材を守ります。

 

☆グランデグラッサの優れた意匠性

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高級感あふれるこだわりの質感。木肌のようなテクスチャーと窯で焼き上げたような奥深いグラデーションが、シンプルなデザインを引き立てます。

美しい色合いの秘密は、窯変調塗装。釉薬を施した無機砕石を4種類組み合わせ、さまざまな表情を演出します。

 

 

<グランデグラッサをオススメする理由>

色合いの深みやテクスチャーの醸し出す表情がほしい、こだわりの屋根をできる限り美しくキープしたいという方には、グレンデグラッサをおすすめします。

デザインも、すっきりした横ラインの「コロニアル」、レンガ調の「スぺリアル」、優雅なウェーブの「セイバリー」をラインナップ。

マイホームにぴったりなテイストを追求する楽しみが広がります。

 

軽量瓦で災害をブロック!『ROOGA』

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趣を感じる瓦屋根が好き。我が家にスレート屋根は似合わない気がする。しかし瓦の重さが耐震性を損ねるのではと不安…。

ROOGA(ルーガ)は、そんなニーズに応えてケイミューが開発した屋根材です。古くから我が国で愛され続けてきた瓦屋根を、安心して楽しむことのできる製品です。
【ROOGAの特長】

 

☆耐震性アップだけじゃない!軽量瓦には利点がいっぱい

ROOGAの瓦は、普通の日本瓦の重量と比較して約1/2。屋根をROOGAに変えるだけでも建物の下部が安定しやすくなり、耐震性がアップします。

 

同じ厚みの瓦がなぜ軽いのか?その秘密は素材内部にある小さな無数の気泡です。軽石のようなイメージですね。もちろん軽石と違って強度は抜群。表面は樹脂で完璧にコーティングされていますから、雨水が侵入する心配もありません。

もうひとつの秘密は乾式工法の採用。製造段階で余計な水分を含まないから、軽いのです。

 

軽量瓦の有利な点は他にもあります。

たとえば、重量のある瓦屋根には不向きといわれる太陽光発電。ROOGAなら重量もOKなうえに、専用の台座瓦もラインナップされています。

 

なんと、スレート屋根に直接重ね葺きが可能!

「Re住」(リジュー)と名付けられた工法で、高級感のある仕上がりだけでなく、費用や工期の面でもメリットの多いリフォームです。

 

☆割れにくい、飛び散らない

瓦の素材に繊維質を含ませ、粘りを強化。たわむことで衝撃や荷重を受け止め、吸収します。割れにくく、割れても破片が飛散しにくいのもメリットです。

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☆色褪せにくいグラッサコート

ROOGAもグラッサシリーズと同様に、グラッサコートを採用。

紫外線に負けることなく、屋根瓦の美しい光沢を長期間楽しめます。

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☆災害時にも安心の性能

大雨や台風、地震、火事などあらゆる災害を想定し、住まいを守る強い屋根瓦としての工夫を重ね、実証試験によって証明されています。

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☆選べるデザインは「雅」と「鉄平」

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ROOGAの瓦には2種類がラインナップされています。

優美な曲線が特徴的な「雅」と、シャープで男性的な「鉄平」。どちらも非常にスタイリッシュなデザインですね。

役物もフラットと立体から選べ、それぞれに個性が際立ちます。

<ROOGAをオススメする理由>

重厚で高級感あふれる瓦屋根の住まいがお気に入りの方はもちろん、スレート屋根からのイメージチェンジにもオススメなのがROOGAです。

軽く、強く、あらゆる災害にも負けない理想の瓦。リフォームの際にはぜひ、ご検討されてみてはいかがでしょうか?

 

実際どれぐらい軽いのか?重量を比較してみました

ケイミューの屋根材は、いずれも軽量。耐震性能を高める効果が期待できます。
今回ご紹介したコロニアルクァッド、グランデグラッサ、ROOGAの重量を、一般的な屋根材と比較してみましょう。

  日本瓦
(土含む)
一般的な
陶器平板瓦
コロニアル
クァッド
グランデ
グラッサ
ROOGA
1坪
(3.3㎡)
の重量
 

約150kg

 

約140kg

 

約68kg

 

約68kg

 

約64kg

30坪
(100㎡)
の重量
 

約15t

 

約14t

 

約6.8t

 

約6.8t

 

約6.4t

ケイミューの屋根材に大きな重量差はありませんが、一般的な瓦と比べると半分以下の重量になります。驚きなのは、クァッドやグラッサよりもROOGAの方が軽いことです。

こうして見ると、住まいの構造への負担軽減、安定性の向上が具体的にイメージできますね。