壁落下を未然に防ぐ補修工事
普段、お客様に『今すぐ工事をしてください』とお話しする事はありませんが、壁の落下につながる剥離に関してだけは『早めにしてください』と強く勧めます。
壁の落下はよくニュースなどで報道されたりしますが、場所によっては通行人に落ち大惨事になるケースもありますので、応急処置だけでもしておいて間違いはありません。
特にタイルの場合は浮いているかが分かりにくく、見た目は問題なくても内部では剥離しているケースがあります。古いビルや建物となると尚更です。
外壁の塗膜だけが浮いているならば軽いものですので早々に何か事故つながるとは思えませんが、タイルやモルタル層になると話は別です。重量があるからです。
今回の場合は、前回の塗装でタイルの上にモルタルのしごきをしてから塗装をしている外壁になります。
浮いている原因については控えますが、いずれにしても早めに浮き箇所を取り除かなくてはなりません。
建物は4階建てビルの上部になります。
さっそく足場を組んで浮き箇所に工具を入れていきます。
これが、さきほど申しましたとおり塗膜のみの浮きなら問題ないのですが今回はタイルから浮いています。
撤去したタイルの廃材です。タイルの上にモルタル、塗膜と塗り重ねているものですからけっこうな重量になっています。
撤去作業も慎重に行っていきます。
浮き箇所を撤去していくと、当初より広がっていきました。
次にモルタルの下塗りを塗っていきます。
本塗りをしていきます。
いったん下地が完成しました。これでひとまず安心です。
この後、乾燥させてから周りの模様をと合わせた塗装で仕上げていきます。外壁の違和感。これをお客様がお気づきになられたのがよかったです。