東大阪市で外壁塗装と並行して行っている屋上防水がひとまず完成致しました。
今回の防水仕様は塩ビシート機械式固定工法になります。
綺麗になりました。シート色はお客様の希望でグリーンに。これで雨漏りする事はありません。
防水の工法は大きく分けて2つあります。
・密着工法
・通気工法
です。密着工法は屋上の床面に対し直接塗る(貼る)やり方。一方の通気工法は通気層を設けてから塗る(貼る)やり方になります。
改修工事として屋上防水をする際のポイントは通気工法にすることです。
屋上の床面には長年の降雨により若干の水分が滞留しています。その水分は夏場の強い日差しにより蒸気として出ていこうとします。そうなると密着工法の場合、蒸気の抜け道がなく防水層が膨れます。
屋上の状態により全てがそうなるわけではありませんが、多くの場合そうなります。そのため通気層を設け湿気を逃がす工法にした方が不具合が少なります。
よく『脱気筒を設置しているので大丈夫では?』とおっしゃる方がいますが密着工法で脱気筒を設置してもほとんど効果はありません。
通気工法の中でも弊社がよく施工しているのが
・ウレタン防水の通気緩衝工法
・塩ビシート機械式固定工法
になります。クーラー架台や手摺りの架台など凸形状の障害物が多い時はウレタン防水を採用し、比較的フラットな屋上面になっている時は塩ビシートを採用しています。このあたり現場判断となります。
ちなみに数量の少ないベランダを防水する際は密着工法でも構いません。
屋上を防水する際は『通気工法』。
これをお忘れなく。