久しぶりの工事日記になります。昨日は現場の方があまりにも重なったため現場で作業をしていました(汗)
現場に出て分かることもある。やはり気持ちいいですね。
作業内容は3×10板のジョイント処理。浮き箇所撤去になります。
一枚の大きさが910mm×3030mmの板で、尺で言うと3尺×10尺になるためこの大きさのボードをさんとうばんと言います。
新築の際にこのボードを貼りあわせていくのですが、通常の貼り方はこのような感じです。
とうぜんジョイントができますが一般的な貼り方です。
先日から着工したお家の3×10板はジョイントを隠し1枚の大壁に見せる施工方法でボードを貼っています。
新築の際は、大きな壁でスタイリッシュに見えるかもしれませんが、欠点は経年変化により割れてくることです。
ジョイントは建物が揺れた時に緩衝(かんしょう)するものですから見た目がどうであれ必要なものです。
もちろんこのまま塗装するわけにもいかず、塗替えの際は剥がれる箇所を撤去しなければなりません。
このようなケースは塗装ではなくサイディングの張り替えがベストな仕様です。と言うのも塗装しても再度割れる可能性が高いからです。
また、ここまで塗膜を撤去し再度塗装したとしても跡形が残りやすくなります。
ただ、サイディングの張り替えとなりますと通常の塗り替えの2倍以上のご予算が必要となりますので簡単にサイディング工事で、とはなりません。
それは自分がお施主様の立場だとしても同じです。
今回、弊社がご提案した仕様はこのジョイント部分に上から幕板を貼る方法です。これだとボードが再度割れたとしても全く問題ありません。
通常の塗り替えに比べて、幕板を貼る分だけコストがかかりますがサイディングの張り替えに比べると充分に費用をおさえた工法になります。
デザイン的なものがありますので、全てのお家に合うかどうか分かりませんが仕上がりが楽しみです。完成しましたらアップさせていただきます。