年別アーカイブ: 2011年
必要な工事と不必要な工事
通常、梅雨に入るとヒマになるものですが今年はなぜか?バタバタしております。
施工中・完了の現場をほぼ、写真のみになりますがご紹介。
奈良市・柏原様邸の屋上防水は、いろいろ考えた結果、塩ビ系シート防水絶縁工法で施工させていただく事になりました。
で、前回お話してた通り、砂利の撤去からスタートになります。
既存の下地とを密着していない工法になりますのでのちのちの膨れ(フクレ)がなく、シート自体の耐久性が強い安心の工法です。
続いて、淀川区のH様邸 塀塗装工事。
既存の塗膜の大部分が浮いており、撤去から始めます。ブロックで出来ている塀の場合、内部が空洞になっています。
今回の塀も同様に空洞があり その中には、長年にわたっての雨水が溜まっていました。
最後の写真は、ドリルで穴を開けると勢いよく飛び出す雨水です。ちょっと分かりにくいですが・・・
続いての松原市の妻屋様邸。
残るは足場解体のみとなりました。ハウスメーカーさんで建てられたただけあって鉄部は※塩ビ鋼板がつかわれています。
(鋼板に、ポリ塩化ビニール樹脂をコーティングした鋼板です。)紫外線に強く耐久性が強いのが特徴です。
その部分を塗装の際はちょっとだけ注意が必要です。通常の塗料で、その塩ビ鋼板を塗ると可塑剤が浮かび上がってきますので、
塗って数日経っても手で触ってみると表面が塗りたてのように引っ張ります。指紋が付くような感じでしょうか。 それを防ぐため弊社では専用の下塗り材を塗っています。
今回、梅雨前の施工をご希望でしたが例年よりかなり早く梅雨入りしましたので工期も長くなりました。そのあたりを、ご理解いただきましてお施主様には感謝いたします。
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少し前に完了したお家の方から御見積前の下調べの時点で
『必要なものを省いてまで安くして欲しいとは思いませんので必要なものはキチンとしてください』とお伺いしました。
普段からそう意識しながら提案しているつもりでいますが 改めて言っていただけると提案しやすくなります。
で弊社の提案をご了承いただき施工となったわけですがまた別のお家の相見積もりの中で他社さまの提案の中で弊社が記載していない項目がありました。
つまり弊社側は【ここは傷んでいないので必要ない工事】と判断し他社さま側は【いや、ここも今後のためには必要な工事】と判断したわけです。
見解の相違?ということでしょうか。
もちろん、その箇所の存在を知らなかったから記載しなかったわけではなく次回の塗替え工事まで充分持つと判断したわけです。
場合によっては、逆になる事もあるでしょう。
ただこれに関してはリフォーム工事の場合、どちらが正しいという事はないと言えます。
依頼いただくお家のほとんどの場合は、築10年経っていますのでもちろんやるに越した事はありませんがその工事をするには、費用がかかるのも事実です。
金額が安い場合はそれもいいのですが、高額になる場合にいたっては、そうそう簡単に提案はできません。
そんな時の自分の判断基準は
『自分の家だったらどうするか?』につきます。
この判断基準が絶対だとは申しませんが 自分の家で必要のないものは、施主様側に薦める事もありませんしその逆も然りです。
そんな感覚で見積もり提案しています。
※上記の話とは全然関係ありませんが(^_^;)
御見積りをお待ちいただいているお客様には申し訳ありません。急ぎますのでもう少しお待ちください<(_ _)>
残したい技術
梅雨は終わったか?
というぐらい暑い日が続いています。
現在、戸建て住宅、中規模工場、マンション鉄部などの塗装工事をしています。
コチラの写真は工場の屋根塗装工事になります。
やはりブーム?なので遮熱塗装になります。
で次の現場はマンションの鉄部塗装工事になります。
その中で屋上の配管パイプを塗装するのですが、今回は仕上げた塗装の上からの文字書きも当社で請け負う事になりました。
とうぜん私共には文字を書ける人間はいませんので手書きの看板屋さんを呼ぶ事に。
筆を選んでいる伊藤さん。
物差しで文字の寸法を割り出しています。
で実際に下書きなしで書いていきます。
筆で書けるのがスゴイですね!!
完成です。
別ショットです。キレイですね。
『スゴイっすね』を連呼していたら
『こんなに感動してくれる塗装屋さんも珍しい』と言われました(^_^;)
自分話になってしまいますが大昔、この文字書きに挑戦した事があります。見てたら簡単そうに見えましたので『これならできるわ』と、やらしてもらったのです。
結果は散々。。。
どうも真っ直ぐの線を書こうとしても手が震えてしまうのです。(アル中ではありません。むしろ下戸ですので)太くなったり、細くなったり見れたものではありませんでした。
ですので、久しぶりに見た文字書きの技術に感動してしまいました。
でも
こういう文字書きも昔に比べ仕事が減ったとの事。やはり、カッティングシートなどで施工する場合が主流らしく残念ながら文字を書ける職人さんもだいぶ減ったらしいのです。
こんな話を聞くと、少し寂しく感じてしまいます。すごい技術ですのでなんとか残して欲しいと思います。
頼まれてもいないのに勝手に宣伝しますが(^_^;)文字書きの職人さんを探してる方は伊藤さんを紹介しますのでお気軽にお問い合わせください。
雨の日の塗装屋
最近、遮熱塗装・断熱塗装のお問い合わせが多くなってきました。節電という意味合いでがあるかと思うのですがメーカーによっては多種多様の仕様になります。
先日、メールでこのような質問をいただきました。
『通常の塗料に白い粉を添加すると温度が下がるという物があるのですが施工費はいくらでしょう?』
う~ん、
存在は知っていましたが使った事がありません。
工事単価をご提示する事は逆算すればすぐにでるのですがそもそも、それを入れる事によって遮熱効果はどうなのか?
と疑問がフツフツとわいてきます。効果がなければ、当然入れる意味がないですから。
というわけでメーカーさんからサンプルを取り寄せました。
迅速に送ってくださりありがとうございます。
節電で日本を救う魔法の粉か!?はたまた禁断の粉か!?
としょうもない事を考えながら塗料に、この白い粉を添加し遮熱の測定器で測ってみます。
今回は弊社が普段使用している遮熱塗料に先ほどの粉体をいれ測ってみました。
左側の半艶っぽくなっている方が遮熱型のシリコンに粉体を入れた方。
右側は普段使用している遮熱型のシリコンになります。
元々は遮熱型ではない塗料に添加するのがこの商品の特徴だと思うのですが遮熱塗料に加える事によって、さらに遮熱効果を、というのを期待したため遮熱塗料に添加しました。
ライトを当て10分。
だんだんと結果がでてきました。
うんうん、なるほど。勉強になりました。
さっそく質問されたお客様にご報告したいと思います。
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さて続いては
梅雨明けから施工が決まっているM様邸の見本板づくり。
外壁がタイル調の窯業系サイディングボードになりますので2色塗りをご提案する事になりました。
当初、4枚程度を作ったのですが
『う~ん、一番濃い色と二番目に濃い色の中間が見たい』
とご主人のご要望で6枚つくりました。初めにベース色(目地色)であるグレーを塗りその後、短毛と呼ばれるローラーでそ~と塗っていきます。
気にいっていただけない場合は、何枚でもつくります。
というわけで雨の日にはこんな事をしています。
間違った塗装仕様?!
枚方市のS様邸が仮設足場の撤去のみとなりました。
GW明けからのスタートで前半には雨が3日間続き、だいぶ工期が延びそうかなと思っていましたがその後は快晴続きで順調にペースを上げ完了目前です。
しかしここで気を抜いたらいけません。
最後の最後、足場の撤去時に事故(この場合は、お家のどこかを破損するという意味)が起こるというのはよくある話なので気を引き締めます。
奈良市の柏原様邸も外壁の塗装は、ほぼ終わり防水工事のみとなりました。
当初の予定になかったのですが、内装大工工事のご依頼を受け、懇意にしている工務店さんを、紹介することになりました。
仕事が細かくて気くばりが出来る=信頼できる。まず、あの人がいけば間違いないでしょう。
引き続き、松原市の妻屋様邸の着工に。既存の外壁面が凸凹で、かなり塗り応えがありそうです。お施主様がいい配色を選んでいただいたので仕上がりが楽しみです。
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このあいだ、現場の帰りに『その仕様はあり?』と思った話を一つ。
ある現場の近所で、戸建て住宅の外壁塗装が行われていました。同業者の仕事に文句をつける気はさらさらありません。
他意もありません。
一切ないのですが、どうしても目に入ってしまいます。
『ん???』と
ちょっと気になったのは窯業系サイディングボードのお家に単層弾性系の塗料をつかっていたからです。
単層弾性系の塗料自体が悪いわけではありません。
私が見習いの頃からありましたので人気のロングセラー塗料です。割れに追従するというのが売りで20年位前の塗替えは、ほとんどこの塗料でした。
でもやはり用途としましてはモルタル壁に使用する塗料になります。時代の変化で、サイディングのお家が多くなった今は戸建て塗替えに使う事もだんだんと少なくなってきました。
メーカーのホームページには注意書きとしてこう書いてあります。
※窯業サイディングボードへの適用は避けてください。 |
蓄熱の問題で書いてあるのでしょう。実際のところ、のちのちに必ず不具合が起きるとも思いませんが『避けてください。』と書かれている以上やはり、使うべきではないと思うのです。
元請けからの指示なのか、コストを少しでも下げるためにされてるのかはたまた悪意のない無知からなのかどんな事情にしても高いお金を払うのは、その家に住んでるお客様。
一般に人にほんの少し知識があったら・・・と思うのは少し無理があるでしょうか。それが無理なら、第3者のどなたか(メーカー・塗装業者)に聞いてみる。100%の答えはないかもしれませんが少しは方向性がみえるかもしれません。
現場からのご依頼
一般の方から塗装工事のご依頼を直接お受けする場合さまざまなカタチがあるかと思います。
・ ホームページやチラシ、またはタウンページなどの広告を
見て頂いてのご依頼
・ 知り合いなど紹介からのご依頼
・ 近所で塗装をしているのを見てのお声掛け
どのようなカタチであっても、ありがたいのですがその中でもご近所からのお声掛けは一段とうれしいものです。
なぜかと申しますと現場での管理・作業ともに私共の一挙一動をご覧になられてからのご依頼になるからです。
現場で小細工は通用しても嘘はつけません。
それは職人の挨拶から始まり、作業の手順、日数のかけ方など素人の方から見ても、キッチリしているかどうかの判断は 簡単に見分けがつくはずです。
先日、完了したT様邸のお向かいであるS様から仕事ぶりを認められご依頼がありました。
まずは仮設足場からスタートです。
あくる日、私も屋根の上にのり高圧洗浄機2台で丸一日、外壁・屋根ともども目いっぱい洗浄させていただきました。
明日からシールの打ち替え作業にはいっていきます。
こちらのお家は、つい先日完了した大東市のK様邸。
工事期間中、雨が多かったため、長い間足場の方を撤去する事ができませんでしたがようやく完成いたしました。
明るい感じのいい色合いになりました。K様ありがとうございました。
5月スタート
本日5月1日からスタートになる現場のご紹介です。
2月中旬から、お話を頂いてた奈良市の柏原様邸が本日よりスタートとなりました。
屋上防水・外壁塗装の施工になります。
現在、雨漏りがしているための防水工事になるのですが施工にかかるまえに一仕事が待っています。
それは砂利の撤去です。
屋上断熱の意味合いかと思いますが新築時から砂利がビッシリと敷き詰められているのです。
おそらくこれがある事により、夏場は、かなり涼しいと思われます。
防水層がしっかりしているのであればこういうのもいいかもしれません。ですが、このまま施工は出来ませんので砂利撤去からスタート。
砂利の厚さは10cmちかくありますので
なかなかの強敵です。
ふと思い出した 全然関係のない余談な話になります。
当社の場合、防水工事は戸建て住宅の小規模になりますのでそんな事はないですが大規模(マンション・公共工事)の防水工事をメインにされてる業者さんは、ほとんどの方が、腰・膝に持病をかかえていますね。
以前、仲のいい子がいたのでよく聞いていたのですが
『膝に水がたまった・・・』
『ヘルニアが・・・』
とスポーツ選手ばりの話をよくしていました。確かに日中、座ったり立ったりの繰り返しですから腰や膝に負担がかかって当然なのかもしれません。職業病ですね。
職業病と言えば塗装の場合、よく聞かれるのが『シンナーで酔っ払ったりしません?』というご質問。
昔に比べれば、水性塗料の質がよくなったので強溶剤(シンナー臭の強い)の使用が減った事。まれにある強溶剤の場合でもマスクをしたり要領よく休憩を入れることで、そんな事はなくなりました。
覚えたての頃は自分の限界が分からずフラフラになることもない話ではないのですが。。 (^_^;)
と
まとまりのない文章になりましたが完了後、また画像をアップしたいと思います。
雨仕舞い
なかなか忙しく更新できませんでした。
少し前に完了したお家のご紹介です。
以前から雨が降るとガレージ内にポタポタと雨水が滴り落ちているとの事で依頼を請けました。
御見積の時点で【あそこが怪しいなぁ・・・】と雨漏り箇所の特定は、ほぼ分かっていたのですが仮設足場を組んでから確認することにしました。
『あ~やっぱり』
やはり場所はここでした。
ちょうど階層ごとに入っている幕板が、張ってあるのですが雨が降ると受け口になっているためにそこから浸入し、雨漏りとなっていたようです。
また、ところどころに割れている箇所もありシール材で充填することに。
ただシールで埋めるではなく、雨の流れをよくするために三角に勾配をつけています。と工事の内容はこのへんで。。
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今回の施工で少し気がかりだったのが施主様が長年飼っている愛犬ラッキーの存在です。飼っているといっても長年、住んでいるので家族も同然です。
ガレージが住み家になっているのですが足場を組み、環境が変わったせいなのか日中でも『クーウン、クーウン』と鳴き続けているのです。
見る風景が変わったからなのか、音がするせいなのかはたまた、見た事のない人間が目に映るせいなのか
何が始まるの???と不安になりストレスになったのかもしれません。
仮設足場のシートをめくり上げ ちょっと簡易的ではありますが施工前にあったような寝床をつくりました。
これでちょっとは気分がまぎれたのかもしれません。天気はポカポカ陽気が続きましたのでグッスリ眠っています。
足場解体の最終日。
これで、ラッキーも
『やれやれ、やっと終わったか』と
心の中で思っている事でしょう(^_^;)
ご近所の人が、このお家の前を通るたびにラッキーに声を掛けているのが印象的でした。大坪様、ありがとうございました。
塗料缶の不法投棄
昨日の仕事帰りの事です。
車で走りながら、ふと見ると道路のはしっこに不法投棄されている塗料がありました。
ほぼ毎日通っているところなので昨日気付いたという事は、ごくごく最近に捨てられたものでしょう。
数にして1斗缶で10缶程度。
どこの誰が捨てたのか分かりませんが、業務用の塗料ばかりでしたので、一般の人が捨てたとは考えにくく塗装屋とみて間違いないかと思われます。
なんでそんな事するんやろ?
・どこで処分したらいいのか分からなかった
・処分費用がもったいなく感じた
・塗装屋を廃業する。
あとは思い付きませんがそんなところでしょうか。そんな事は理由にならず、決して許される事ではありません。
何を考えているのか分かりませんが無茶苦茶します。
残ペンキでしょうから、どこかの現場で使用しているはずです。
塗装屋の定めと言えば大げさですが塗装業にとって塗料・産廃の廃棄はつきものです。
そこで費用がかかったとしても避けて通る事はできません。1缶の処分費は大体2000円前後でしょう。ですので10缶で20000円程度の金額です。
その程度の金額をケチり軽い気持ちで捨てたのかも知れませんが罰金はその100倍くらいくるかもしれません。
なんとなくですが嫌な気分になりました。
このページを読まれている方で、そんな事をする人はいないと思いますが、【処分をどこに頼んでいいか分からない】という方はいるかと思います。
当社がお願いしている業者さんのリンクを貼っておきます。同業者の塗装業の方はもちろんの事、他業種で塗料の廃棄に困っている方は連絡してみてください。
数缶でも快く対応して頂け、引き取りにもスピーディーに来てくれます。またマニフェストもちゃんと発行してくれます。
近況報告
こちらのページはなるべく塗装・防水に関連した事だけを記したいと思っているのですがなかなか震災の後だけに、書く気分になれませんでした。
被災されてる方や今でも不自由な生活をされてる方の事をニュースで視ると、つらすぎて言葉が見つからず脱力感さえも感じます。
被害がほとんどない西日本の自分でさえ精神的に凹み普通の日常になり心の底から笑えるにはもう少し時間がかかるのかもしれません。
あまり落ち込んでばかりいられないので気持ちを切り替えて近況報告です。若干時間差がありますが、まとめています。
3月1日から着工した枚方市のT様邸(完了)
屋根・外壁塗装 ベランダの防水工事でした。
色々、お気遣いいただきありがとうございました。
引き続き枚方市のT様邸(進行中)
同じく屋根・外壁塗装 ベランダの防水工事になります。
東大阪市のB様邸(完了)
現在、雨漏れがするとの事で、ご依頼がありウレタン防水の通気緩衝工法で。
門真市のO様邸(進行中)
屋根・外壁塗装になります。
以上、ホームページからのご依頼分になります。
その他、工場関連の塗装工事を数箇所、施工完了いたしました。
3月は例年にない忙しさでした。
今回、地震の影響で塗料の出荷が遅れたりしましたので数件のお施主様に、工期の延長と塗装仕様の変更を申し出ました。
想定外の事であり初めての経験です。天災が要因とはいえ、コチラが提案した塗装仕様の変更はなかなか言いにくいものです。
ですが
全ての方が快く話しを聞いてくださり理解していただけました。『信頼していますので』とも言っていただきました。本当にありがとうございます。感謝しかありません。
つくづく思うのですが
私はお客様に恵まれています。恩返しは仕事しかありません。精一杯の仕事をお約束いたします。
現場で分かる事
今日は朝から雨が降っていました。私共にとって恵みの雨かもしれません。そう思える程、忙しい日が続いています。
つい先日も
『ホームページを更新していないって事は忙しいのでしょ?』と
お客様に言われましたがその通りで、更新する時間がありませんでした(^_^;)
毎日、ほとんどの時間を、現場下調べと見積り作成に時間を割いているのですが当然の事ながら現場の方も 手が足りていません。
という事で先日の3日、4日と私自身が現場作業に行ってきました。
わざわざ報告するほどの事でもないですがいつぶりか!?という位久しぶりの現場です。
よし、やるぞ!と意気込んだものの よりによって『寒の戻り』とかで真冬の寒さ(T_T)
つ、つらい。。。と泣き言ばかり言っていられません。
窯業系サイディングボードのシール打ち替え作業です。
ボンドブレーカーを入れてる尾崎君。
推測ですがカメラを意識しています。
それにしても3月とは思えない寒さです。
手も足も冷たい。。。もう少し、温い格好してたらよかったなぁ~と、感じながら作業をしていたのですが休憩時にサプライズが・・・
あ~カイロじゃないですか! お客様が気遣ってくださっての差し入れです。
感動の塗装リフォームを差し上げなければならないところを逆に感銘を頂く事に。
ありがたい。本当にありがたいです。
心まで温まります。
寒さなんかどうでもよくなってきます。
久しぶりの現場作業でしたが、やはり現場にでなければ分からない部分があります。
間違った塗装知識
先日、訪問したお家の方から、
『アクリルの安い塗料だったらすぐにハガれるの?』
との質問をお聞きしました。
いろんな塗装屋さんのサイトを見た。とおっしゃってましたが『アクリル』 『安い』 『剥がれ』と言葉のキーワードを、御自分の頭の中でつなぎ合わしてしまったのかもしれません。
結論から申しますと、塗料の安い・高いでハガれる事はありません。
工程をしっかりして作業すると・・・
いや、工程だけではありませんね。
正しい知識をもって適切な工程で作業するとハガれる事はありません。
それともう一つ付け加えると、(高い・安いは関係ありませんが)そもそもハガれる可能性があると感じた箇所には、自分の判断のみで勝手に塗るのは危険すぎるのです。
例えばですが塀に単層弾性系の塗料をもっていくと将来的に【浮き・ハガれ】というリスクはかなり高くなります。
これはキチンと工程をふんでいても不具合になりやすいです。通気性がないので当然でしょう。
メーカーのカタログには『透湿性があります。』と書いてますがほとんど付いていないと思っています。
やはり、そういう箇所は、それに応じた塗料をもっていくのが正しいやり方です。
どうしても塗らなければならない場合は、ちゃんとそのリスクをお客様側へ説明しなければいけません。
その了解の上で施工を進めなければ後々に業者側も施主側も、お互いに嫌な気分になってしまいます。ちょっとしたボタンの掛け違い。それだけは避けたいです。
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『アクリル』 『単層弾性』で思いましたが昔、日本ペイント社製の単層弾性で『DANユニ』という塗料がありました。20年くらい前の戸建ての塗替えなら、主流の塗料でした。
その時代では、そこそこ最高の部類に入る塗料だったのでは???
見習いの時代が終わり、中見習いの頃でしたが 、当時の親方が『はやく塗って覚えろ』的な考えの人だったので初めて自分自身がローラーを持って、塗った外壁塗料が『DANユニ』でした。
最終日、丸太足場をバラシて完成した家を見上げた時、親方が『見てみい、お前が塗った面メチャクチャきれいやないか!』
と、うれしい事を言ってくれます。そういえば最近、ウチの子に同じ事言いました。はずかし(^_^;)
その『DANユニ』も、今はありません。時代を感じますね。
塗装シーズン
2週間以上のご無沙汰になります。
そろそろ塗装シーズンに入ったせいでしょうか、毎日、1、2件のお問い合わせが入っています。
これはウチだけのことではなくて建築塗装という業界を考えると大変喜ばしい事です。
ただ、当社だけの事で言いますと『嬉しい』と浮かれてばかりいられません。
なぜなら御見積もりの依頼を受けると、
その日から見積もり作成に取り掛かるからです。
外壁面の数量をひらいだし、樋・破風・庇(ひさし)・軒裏と付帯部分の数量を計算します。それから塗装仕様を思案していくのですが、完成まじかになっていても要望が違うと感じると【いや、やっぱりコッチの方がいいわ】と仕様変更していきます。
そんな事を繰り返しながら作成しているので時間がかかるのです。
結局のところ何が言いたいのかと言いますと、お待たせしている方々にスイマセンという事です。(^_^;)
もう少しだけお待ちください。
今はそんな業者はいないでしょうが
数年前、お伺いしたお家のご主人から
『さっききた業者が置いてかえったねん』と
一枚の紙を手渡されました。
そのノートをちぎった紙には
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〇〇邸塗装工事
一式 58万円
△△塗装店
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とだけボールペンで書かれています。
数量も何を塗るかも書いていない見積書?
【う~ん。。。なんとアバウトな人なんだ。】
と思ったところで
続けて、ご主人がこう言います。
『これを見て「お願いします」という人はおると思うか?」
「い、いや、いないと思います」と返したのですが
言い回しのタイミングが絶妙だったので二人で顔を見合わせ笑った事があります。
ごく少量の時や明らかな一式工事の時はその場で伝える事は今もありますが外壁全体の工事では初めての経験でした。いや、これからもないと思います(笑)
さて
話を戻すのですが現在の状況からすると、御見積りの依頼をしていただいた場合、下調べ自体は希望日にお伺いする事ができますが提出に関しましては1週間~10日程度待っていただく場合があります。
ご依頼いただける方はご了承の方よろしくお願いします。