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お部屋の壁はクロス(壁紙)にせず塗装という選択もあります。

弊社は外壁塗装の専門店ですが、内部の塗装も対応可能です。ただ、前提としまして安く仕上げる、見栄えがよかったらいい。という場合においては塗装をおススメしていません。なぜならクロス貼りの方が金額を抑えることが出来ますし、施工日数も短いからです。

塗るだけなのに、どうしてクロス貼りより工事金額が高いのか?(クロスの場合はめくって新たに貼る作業)と申しますと、塗装の方が日数、人工がかかること。もう一点は仮に10㎡の壁面積でも塗装の場合一斗缶で発注しなければならないからです。

ですので、通常であればクロスをおススメするのですが塗装は塗装なりの良い点もあります。その辺りを綴っていますのでご覧ください。

クロスより塗装

 
現在、部屋の中の壁ということであればクロス貼りが主流になっています。クロスは仕上がりが綺麗、選択が自由、手軽さ、安さ、と良い事ずくしです。

ただ、なんとなくクロスでは物足りない。内壁に機能性をもたせたい。となると部屋の中を塗装するという選択肢もあります。私事になりますが、家を建てた時リビングや子供部屋はクロス貼りにしていますが自分の寝室だけは塗装仕上げにしました。

クロスと塗装。比較して考えても、全てにおいてクロスに軍配が上がります。塗装屋の自分が言うので間違いないです(笑)
それでも部屋の壁を塗装にする。というニーズが今でも少なからずあるのは、塗装独特の温かみ、質感、機能性、があるからだと思っています。

・部屋の中を味わいのある部屋にしたい。
・暖房の効きをよくしたい。
・清潔な壁にしたい。

上記に当てはまる方は、お気軽にご相談ください。

冷暖房節約対策  ガイナ

ガイナを部屋の中に塗った時の効果は次の3つです。

・暑さ、寒さの軽減

・騒音対策

・空気質軽減

 

インフルエンザ対策  アレスシックイ

関西ペイントのアレスシックイ。この塗料を塗る効果は主に2つです。

・消臭機能

 

・抗菌機能

 

外壁サイディング をクリヤー塗装する際の注意点

 

外壁サイディングの塗装には、塗り方として大きく2種類の方法があります。

 
・塗りつぶし塗装
(単色、2色塗り、吹付け含みます。)

・クリヤー塗装
(透明の塗料をコーティング)

の2種類です。

 
松下邸 (75)_R_original IMG_9279_R

塗りつぶし塗装

クリヤー塗装

サイディング外壁の上に
塗料をベタ塗りしていきます。

同じくベタ塗りですが
透明の塗料のため
既存サイディング模様を
活かした塗装になります。

どちらがいいとは言えません。これはお好みの問題になります。

現在の色合い、風合いを変えても良い場合は⇒塗りつぶし塗装

現在の雰囲気を変えたくない場合は⇒クリヤー塗装

ということになるかと思います。

最近では、お伺いした時点で「クリヤー塗装で考えている」という方も少なくありません。
 
私自身(永濱)も、新築時に意匠性サイディングボードを、悩んだ末に決められた方であれば、塗りつぶしの仕上げをするには少し勿体ない気がします。
 

弊社の場合で言いますと、塗替え時に選択される割合は8割のお家で塗りつぶし塗装、残りの2割のお家でクリヤー塗装の施工をしています。

2割の方がクリヤー塗装と申しましたが、これはある程度の条件が揃わなければクリアーを塗ることが出来ないためであろうと考えます。

 
クリアー  塗装

クリヤー塗装が可能な条件は以下の二つです。

・新築から10年未満あるいは前後。
・表面の風化、汚れ、傷が少ないこと。

要は、塗料自体が透明なため、現在のサイディングの状況が、そのまま仕上がりに影響してくる。というわけです。

分かりやすく言えば、木に塗るニスをイメージされたらご理解いただきやすいかもしれません。

タンスにニスを塗る場合、傷が付いてるとニスをいくら塗っても傷は隠れません。タンスの場合は、それはそれで味があるかもしれませんが、外壁サイディングとなるとそうはいきません。やはり綺麗な状態でのクリヤー塗装の方が美観が保てます。

ですので、さきほど10年前後と申しましたが、仮に15年経っていたとしても既存サイディングの状態が綺麗ならば施工可能です。

 

クリヤー塗装の種類と耐用年数と価格

弊社で使うクリアー塗料は3種類です。

・シリコンクリヤー
・フッ素クリヤー
・無機クリヤー

 
それぞれの耐用年数と価格を表にしてみました。
 

種類

耐用年数の目安

㎡単価

シリコンクリヤー


約10年

2000円~2500円

フッ素クリヤー


約13年

2500円~3000円

無機クリヤー


約15年

3000円~3500円

※耐用年数は建物の立地や壁面の方角によって変わってきます。
※㎡単価に開きがあるのは数量によって変わってくるためです。
上記は大体の目安とお考えください。

艶有りクリヤー? 三分艶有りクリヤー?

艶感(つやかん)に関してですが、ピカピカな仕上がりをご希望の方は艶有りクリヤーをお選びください。外壁が生きかえります。反対にピカピカ感に抵抗があり、シックな風合いがお好みの方は3分艶有りクリヤーをご選択ください。

 
クリアー塗装 (9) クリアー塗装 (2)

施工前

施工後

  

 ※画像は艶有りクリヤー仕上げです。
 
 
それでは人気のあるクリヤー塗料をご紹介します。

UVプロテクトクリヤー

 

【高意匠サイディングボード用セラミック系外壁保護クリヤー】

UVプロテクト.JPG
  

UVプロテクトクリヤーは、サイディング用クリヤー(透明)仕上げの塗料になります。シリーズの中には

・UVプロテクトクリヤー
・UVプロテクト4Fクリヤー

の2種類があります。

施工前
UVプロテクト (6).JPG

施工後
UVプロテクト (7).JPG 

この輝きは長年この仕事をしていても顔がほころんでしまいます。
(^.^)

自信を持ってお薦めする理由.jpg

UVプロテクトクリヤーの優れた主な点を上げます。


 耐久性
お薦めチェック.gif 

 セラミック樹脂を使用していますので紫外線をブロック。
  長期間にわたって外壁の劣化を防ぎます。

お薦めチェック.gif 超低汚染性
 UVプロテクトクリヤーの表面は超親水性塗膜。
 雨により汚れを洗い流します。

お薦めチェック.gif 防藻・防カビ性
 カビ菌や藻の発生を長期間にわたって抑制します。

 
 
 

クリヤー塗装が出来ないサイディング

 
但し、中には性質上クリヤー塗装出来ないサイディングというものもあります。それは新築時の時から光触媒や無機の表面コーティングを施されているものです。

そのようなサイディングはクリヤーの樹脂が密着しません。

実は、御見積りに伺った際、コーティングが施されたサイディングに対し『他の業者さんは「塗れる。」と言ってました』とお施主様から言われる事もあります。
 
もしも、塗ってからペロペロと塗膜がめくれてきたら後悔するのはお客様ご自身なわけですので、念には念をで問題がなかったらそれでよし。慎重にして損はありません。

そのあたりはこちらにも詳しく書いておりますのであわせてご覧ください。⇒ 塗装が出来ないサイディングとは?

光触媒コーティング・無機コーティング・通常のコーティングされていないサイディングボード。これらは見た目が同じように見えますので下記に判断基準を書いておきます。

①図面、パンフレットでサイディングのメーカー名、または名称が明記されている場合、コーティングされたサイディングボードかどうかを調べる。

②10年以上経過しているがチョーキングしていない。

③10年以上経過している焼け、色褪せがしていない。

④ラッカーシンナーで拭いても溶けない(こちらは業者さんに)

上記に該当される場合はコーティングされたサイディングボードの可能性が高くなります。その様な場合には対応可能下塗り材【ファインパーフェクトシーラー】を用いた塗りつぶし塗装をするしかありません。

いずれにしましても、施工可能かどうかは現場判断(業者が判断)となります。

『ウチの外壁にクリヤー塗装いけるかしら?』

とお考えの方は下記までお問合せください。

 

外壁塗装の選び方 お家に合ったお薦め塗料【まとめ】

外壁塗料の選び方2
 
 

塗装業者選びも大事ですが・・・塗料選びも大事です。

 

外壁塗装の見積もりの際に“どこの塗装屋で施工するか”を選ぶことは大事ですが実は、“どの塗料を使うか”も大事なことです。

しかし、普通に暮らしていて、どの塗料にどんな性能があるのかなんて
興味を持つのは塗装屋くらいですので、塗料選びが大事だと言われても何を選べば良いのか分からないですよね・・・。

もう少し詳しく言うならば、塗装屋は塗料に興味を持つと言うよりは、
塗料の事を知っておかなければ、お客様に損害を与えかねない事態を引き起こしてしまいます。

医者が患者さんへ症状に合わせた薬の処方をするように、私たちもお客様の外壁の状況を見て、適切な処方を出せるように日々進化していく塗料の性能や使用感、耐久性などを常に把握し現場での経験も合わせて、お客様へご提案させて頂いているというわけです。

少し話は戻りますが・・
お施主様に損害を与える???
と思われた方もおられるかもしれませんが、外壁の種類や、状態に合っていない塗料を使ってしまうと、一時的に見た目がきれいになっても塗料は長持ちせずに、すぐに劣化してしまいます。

結果、通常の塗装サイクルよりも早く次の施工が必要になってしまい
お施主様は数年後に損をした事に気が付くのです。

ですので、今回は私自身の経験を含めながら塗料についてご紹介していきたいと思います。

※あくまで私の個人的見解ですので御了承ください。

塗料の選び方

 

私の場合ですと、モルタル、サイディング、ALC、それら既存の外壁状況等で塗料の選択と判断をします。
 
■ひび割れが多い・・
■色褪せが目立つ・・
■汚れが気になる・・

等、お客様のお悩みによってご提案する塗料が変わってきます。例えば外壁の汚れが気になっているにも関わらず、汚れの付着しやすい塗料をご提案する訳にはいきません。塗料はそのお家それぞれに合ったものを選ぶというわけです。
 
塗料にはいくつかの系統や種類があってそれぞれに使用する場所に対して向き、不向き、特徴と価格が大きく変わってきます。
 
〇〇系塗料と言われて、あぁ、あれね!なんて全てを覚える必要はありませんが今、見積もりをしているのならその結果と照らし合わせて今から見積もりをするのなら、塗料の選択肢の基準としてご参考ください。

塗料の構成

 

ここは知らなくても大きな問題はありませんが、塗料の違いを知るには基礎となります。

塗料は乾いて塗膜となります。塗料の成分は、乾いて残る塗膜成分と塗料が乾き硬くなった後に揮発する揮発成分に分けられます。

●3つの塗膜成分・・これが塗料の種類や性能、価格を左右します。

合成樹脂・・・保護機能
顔料・・・・・塗膜の色彩と艶
添加剤・・・・塗料が均一な塗膜となる役割や塗膜に特別な機能を持たせる

●揮発成分・・塗料を塗るため混ぜるものです。塗料の性質に合わせて使い分けます。

有機溶剤(シンナー)・・溶剤系塗料
水・・・・・・・・・・水性反応型塗料

塗膜成分中の合成樹脂や添加剤の違いが塗料の機能を大きく分けていきます。

 

塗料の耐久性

 

各メーカーから販売されている塗料ですが、その種類により耐久年数が変わってきます。表にしてみました。

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ここで注意しなければいけないのはあくまで目安ということです。立地や環境によって耐久年数は変わってきます。
  
もう一点は同じ樹脂名であっても種類により耐久年数は変わってくるということです。

例えばシリコン塗料。このシリコン一つとっても数多くあり、それぞれの特徴があります。この表では10年としていますが、種類によりそこまでもたないものもあります。メーカーのカタログでは分からない部分ですが、一応豆知識としてお伝えしておきます。

とにかく安いが場所を選ぶアクリル系塗料

 

※戸建住宅の外壁塗装では選択肢から外します。

樹脂がアクリル系のこの塗料はとにかく安いのが特徴です。屋外環境では耐久性も低いので外壁の塗り替え用として使われることは、ほとんどありません。
 
(用途)
日光の当たらない場所向き(マンションの階段室・廊下など)こまめに手入れが必要な賃貸住宅や中古住宅を売却する時など予算をかけずに一時的に見栄えをよくしたい時に使われます。
  
※塗ってしまうと、どの塗料を使ったのか判別は難しいですので、購入を検討している中古住宅の外壁が綺麗な場合は塗料は何を使ったのか聞いてみれば、購入後のメンテナンスまでの目安がたてられると思います。

耐用年数:約3~5年

メリット:安い、発色が良く重ね塗りなどの施工性にも優れている

デメリット:色褪せが早い、チョーキングしやすい


【代表的なメーカーと商品名】

日本ペイント=タイルラック水性トップつや一番

15年前は外壁塗装の主流だったウレタン系塗料

 

※戸建住宅の外壁塗装では選択肢から外します。
 
樹脂がウレタン系のこの塗料はアクリル系より耐久性や機能性が優れていますがシリコン系よりは劣ります。一時は外壁塗装の主流として使われていましたが、今はシリコン系の価格と変わらなくなったので、外壁塗装の主流はシリコン系です。
 
(用途)
外壁塗装だけを考えれば現在使用する理由はありません。

耐用年数:約5~8年
 
メリット:塗膜が柔らかく密着性がある、耐候性、耐水性、耐薬性が良い

デメリット:変色しやすい、アクリル系より長持ちするけれどシリコン系より劣る

【代表的なメーカーと商品名】
日本ペイント=オーデフレッシュU

 

外壁塗装の主流、費用対効果が見合うシリコン系塗料

 

今の外壁塗装の主流です。戸建ではモルタルやサイディングに限らず一番多く使われています。勿論、マンションでも。シリコン系の中でも性能の違いなどで商品の種類も豊富にあります。ウレタン系塗料よりも優れた性能を持ち、費用対効果にとても見合っている塗料になります。

(用途)
戸建住宅の外壁マンションの外壁・に向いています。様々な性能を持つ塗料なので、状況(症状)に合わせて使い分けることが出来ます。

●一般シリコン型・・水性と溶剤があり、外壁素材に関係なく一番使われています。

●単層弾性型・・・・塗料で厚みをつけることが出来ますので、ひび割れが起こりやすいモルタル壁に向いています。

●機能性シリコン型・汚れに強い(つきにくい)、紫外線に強いのが特徴です。汚れが付着しやすい環境(海沿いや畑や森に囲まれている等)や日当たりが良すぎる環境なら、これをお薦めしています。

耐用年数:約8~15年

メリット:耐久性・コストパフォーマンスが良い、環境に適した使い分けが出来る

デメリット:性能により価格が違う


【代表的なメーカーと商品名】

一般シリコン型・・日本ペイント=水性シリコンセラUV、オーデフレッシュSi
単層弾性型・・・・日本ペイント=DANシリコンセラ
機能性シリコン型・日本ペイント=ファインシリコンフレッシュ

 

樹脂はアクリルでも純度が高く機能性に優れた特殊アクリル系塗料

 

アクリル系の中でも純度が高く、機能性に優れています。耐候性が高く、強力に外壁劣化を防止します。シリコン以上フッ素以下に位置します。

代表的なもので、日本ペイントで開発されたラジカル制御技術を用いて、ラジカル制御形塗料と呼ばれるものがあります。

(用途)
・戸建住宅の外壁・マンションの外壁に向いています。効果はシリコン以上フッ素以下なので廉価に抑えたい場合はお薦めの塗料になります。

耐用年数:約10~12年

メリット:優れた耐候性で紫外線による塗膜劣化対策が出来る

デメリット:特に無し

【代表的なメーカーと商品名】

日本ペイント=パーフェクトトップ
(耐候性に優れラジカル制御系塗料と呼ばれる)
スクリーンショット 2015-10-07 08.36.03参考ページ⇒安心・高品質の日本ペイント


その他の特殊アクリルにはアステックペイントジャパンのEC-5000PCMがあります。

耐用年数:約10~15年

メリット:ひび割れしやすい建物に追従する弾性力

デメリット:冬場の施工にむかない。

アステックペイントジャパン=EC-5000PCM
(防水性に優れピュアアクリル系上塗材と呼ばれる)

astec500参考ページ⇒アステックペイントのEC-5000PCMとは?

 

寿命が長く機能性も高いが価格も高いフッ素系塗料

 

シリコン系塗料に比べて寿命が長いのが特徴です。又、耐候性、耐熱性、耐寒性にも優れておりクオリティが高いのも特徴です。

良いことづくしではありますが、まだ価格が高く、外壁塗装としては世の中の主流ではありませんが、日本ペイントがシリーズで出している商品で、屋根はサーモアイ4F、付帯部もファイン4Fセラミック(弊社標準仕様)というオールフッ素仕上げが弊社では一番人気です。

(用途)
耐候性が高いので、外壁の色褪せに悩むならフッ素塗料をお薦めしています。

耐用年数:約15~20年

メリット:寿命が長い、汚れを徹底して防ぐことができる、耐候性、耐熱性、耐寒性防藻性、防かび性にも優れている。

デメリット:価格が高い

【代表的なメーカーと商品名】

日本ペイント=ファイン4Fセラミック

4f500

 
■同じような機能・目的が付いた塗料
・ルミステージ エナメル

 

暑さ対策で外壁塗料を選ぶなら遮熱・断熱系塗料

 

メーカー独自の開発を行っている樹脂以外の特殊顔料や添加剤により機能的に優れた塗料です。太陽熱をはじき、外壁・屋根の表面温度を下げる、室内の温度も下げるので、省エネ効果があります。

用途:外壁や屋根塗装に向いています。遮熱・断熱効果があるので、光熱費の削減を考えるなら最適な塗料になります。

耐用年数:約10~15年

メリット:遮熱性・断熱性に優れる、耐久性や汚れにくい特徴も併せ持つ、種類によっては遮音、防音効果もある

デメリット:艶消ししかない、価格が高い
 
【代表的なメーカーと商品名】
日進産業=ガイナ 断熱セラミック

ガイナ500参考ページ⇒断熱セラミック ガイナ
 
■同じような機能・目的が付いた塗料
・アドグリーンコート
・水性サーモアイウォール

 

外壁の汚れが気になる場合は光触媒系塗料

 

メーカー独自の開発を行っている樹脂以外の特殊顔料や添加剤により機能的に優れた塗料です。

太陽の光で汚れを浮かせ、雨で洗い流すので、汚れがつきにくい。又、遮熱効果があり、空気を浄化する効果もある。わかりやすく表現するなら、セルフクリーニング効果がある塗料です。美観を保ちたい方にお勧めです。

(用途)
外壁塗装向け。汚れがつきやすい地域や美観を保ちたい方にお勧めです。

耐用年数:約10~15年

メリット:太陽光で汚れを浮かせ、雨で洗い流せるので、お手入れしなくても長く美観を保てます。空気清浄機能もあり、防臭にもつながります。

デメリット:普及が進んでいないので価格が高い。

【代表的なメーカーと商品名】

TOTO=ハイドロテクトカラーコートECO-EX
ecoex500

 
■同じような機能・目的が付いた塗料
・TOTOハイドロテクトカラーコートECO-SP
  

外壁を長持ちさせたいなら無機塗料

 

一般的な塗料のほとんど有機塗料ですが、無機物は物質的に安定しており、紫外線などの影響を受けにくいため、劣化しにくい特徴をいかしたのが、無機塗料です。

有機、無機と言ってもわかりにくいので、簡単に説明しますと
有機物(炭素を含む)・燃やすと水と二酸化炭素が出るもの
無機物(炭素を含まない)・・水や空気や金属、ガラス、陶器など
無機塗料といっても完全な無機物ではありませんが、弊社では無機・有機のハイブリッド塗料である無機UVコートを使用しています。

強靭な塗膜を形成するので紫外線の影響を受けやすい立地に建てられたお家の外壁にはお薦めです。

(用途)
外壁用、屋根用がある

耐用年数:約15年以上

メリット:高耐候性  (チョーキングしにくい)・耐屈曲性  (塗膜が割れにくい)低汚染性  (外壁が汚れにくい)

デメリット:価格は高め

【代表的なメーカーと商品名】

日本塗装名人社=無機UVコート

無機UVコート
参考ページ⇒無機塗料

■同じような機能・目的が付いた塗料
・無機マスターズコート

現在の外壁サイディングの意匠を残すならクリヤー塗料

 

現在のサイディング外壁の雰囲気を変えたくない時はクリヤー仕上げにする方法があります。目安としては築後10年以内の外壁となりますが、現状が綺麗であれば問題なく施工出来ます。

(用途)
サイディング外壁のクリヤー(透明)仕上げ塗料。

耐用年数:約10~15年(シリコン系とフッ素系で違う)

メリット:耐久性、超低汚染性、防藻・防カビ性に優れる。

デメリット:クリヤー(透明)仕上げ塗料なので築後10年以上や劣化している場合は向かない。


【代表的なメーカーと商品名】

日本ペイント=UVプロテクトクリヤー

kuriya-

参考ページ⇒UVプロテクトクリヤー

■同じような機能・目的が付いた塗料
・無機UVコート水性・溶剤クリヤー
・ルミステージ 水性UVカットクリヤー低汚染

シックな外壁にしたいなら艶消し塗料

和風、洋風問わずシックな仕上がりにしたいなら艶消し塗装です。数種類選んでみました。

・インディフレッシュセラ
・アートフレッシュ
・TOTOハイドロテクトECO-HG
・ガイナ

等がお薦めです。塗り替え後を主張しすぎない落ち着いた雰囲気。けっこう要望される方は多いです。

ベストな塗料選択を

 

さて、ここまでご紹介してきて、お気づきかと思いますが塗料は種類が豊富で、何が最善なのか、判断がつきにくいですよね?

当然、ご予算あっての外壁塗装ですが、せっかく塗装をするならば
後悔しないためにも、目的をもって選択して頂きたいと思います。

最初にお伝えしました通り、現在の外壁がモルタル、サイディング、ALC、等によって塗料の選択が変わってきます。
 
ですので、例えばの話ですが塗料メーカーのカタログに『サイディングに塗装可能』と書いてあったとしても鵜呑みにせず、私自身の経験、個人的見解を優先してご提案しています。
  
・チョーキング防止ならフッ素塗料
・汚れ防止は光触媒塗料。
・割れ防止なら弾性系

などお家の状況に合った外壁塗料を選びましょう。

 

【外壁塗装用の塗料まとめ】

 

 

塗料の種類

 

耐用年数
(目安)

 

メリット

 

デメリット

 

アクリル系

 

3~5  

・安い ・色褪せが早い
・チョーキングしやすい

 

ウレタン系

 

 5~8

・特に無し ・特に無し

 

シリコン系

 

8~15

・耐久性
・コストパフォーマンスが良い
・種類が多いため品質にバラつきがある
・性能により価格が違う

 

特殊アクリル系

 

12~15

・耐久性
・用途に応じ特化している
 ・種類により価格が高い

 

フッ素系

 

12~18

 ・耐久性 ・価格が高い

 

遮熱・断熱系

 

10~15

 ・外壁に熱を持ちにくくする  ・価格が高い

 

光触媒系

 

10~15

・長期の美観保持  ・価格が高い
・立地により効果が現れない場合がある

 

無機系

 

15~20

・耐久性  ・価格が高い

 

クリアー系

 

8~12

・意匠性 ・年数が経ちすぎると施工不可

 

艶消し系

 

8~12

・意匠性  ・種類により汚れやすい

 

 

外壁塗装で雨漏りが止まらない理由とは

※重要 雨漏り修理についての考え方

 

amemoriバナー

 
外壁塗装の専門家であり、雨漏り診断士の私自身が、

『外壁塗装で雨漏りは止まりません』
声を大にして言いたいのには理由があります。


その理由とは、この一か月で雨漏りに関するご相談を十数件頂き、
なかには現場調査としてご訪問し、自らの目で建物を見てきましたが

そのうちの半分くらいのお客様から
 
 
『よその業者さんから
「外壁塗装をしたら雨漏りは直る」と断言されました。』
 

とお聞きしたからです。

本音を申しますと絶句します。

誤解を生じたくありませんので先に申しますが、弊社が外壁塗装で雨漏り箇所を直したことも数多くありますし、現在、予約している方の中には、外壁塗装によって雨漏りを修理する場合もあります。


ただそれは、前提としまして
雨漏り調査をし、その原因が外壁だったため外壁塗装をするのであって、雨漏り調査をせずに外壁塗装を施工することはありません。

 

大金をかけて外壁塗装をしたにも関わらず【一番重要な雨漏りは直らなかった】というのはよくある話で、単に外壁塗装をしたから雨漏りが直る。というものではないのです。

 

そもそもですが、雨漏り修理はそんな簡単なものではありません。

 

弊社が採用している散水調査ですが、最初の散水調査をする時点で【ここであろう】という見立てを行ないます。その通りになる事は90%程度です。

残りの10%は予想以外の侵入路になっている場合が多いです。

 
時には、サッシが原因である場合もありますし、時には屋根からの雨水侵入によって雨漏りがしている場合もあります。当然ながら屋根から雨漏りしている場合は屋根の葺き替え、あるいは屋根修理が必要であって外壁塗装ではありません。
 

屋根の塗装においても同じことが言えます。
こちらの図面は屋根の構造を簡略した断面図になります。

屋根構造

カラーベスト等の屋根材が一次防水、その下にある赤い線が二次防水であるアスファルトルーフィングです。仮に一次防水であるカラーベストが割れたとしても二次防水のアスファルトルーフィングによって雨漏りをさせない。それが雨仕舞いの考え方です。


逆に言いますと、屋根から雨漏りしている場合はこの二次防水が破損している場合が多く、屋根の表面をいくらいい塗料で塗ったとしてもアスファルトルーフィングに不具合が見られた場合、雨漏りは直りません。


ですので外壁塗装と同じく屋根の塗装で雨漏りが直る。ということは多くの場合あり得ないのです。


ここ数年、雨漏り修理の業界において全国的な規模で新規参入する業者様が増えました。雨漏りで困ってる方を助ける、という意味においては大変喜ばしいことです。ですがその一方で知識を持たない業者様が増えたのも事実です。


知識を持っていない業者が雨漏り修理するとどうなるか?

当然雨漏りは直りません。


雨漏りでお困りの方は、慎重な業者選びをしてください。

 

雨漏り修理工事  料金表

 

御見積り・ご相談

 

無料

御見積り・ご相談は無料
です。雨漏りの状況を出
来るだけ詳しくお話しくだ
さい。

目視・打診 無料 実際にご訪問し建物を
目視・打診し状況の
確認を致します。

 

応急処置

 

10,000~50,000

コーキング等での応急
処置です。見当をつけて
の作業になります。
尚、保証はありません。

 

散水調査

 

0円~12,0000

2人一組となって雨漏り
侵入の疑いのある箇所
に実際に水をかけて雨
漏りを再現します。
半日~2日程度かかります。

 

雨漏り状況 ヒアリングの重要性

 

雨漏り調査の際、まず初めに重要視しているのがヒヤリングです。

・いつから雨漏りがしたのか?
・小雨でも漏水が確認できるのか?
・どれくらいの頻度で雨漏りがしているのか?

なぜヒヤリングが重要かと申しますとその雨漏りの状況に応じて仮説を立てたいからです。

 

1年に1回、台風の時だけ雨漏りがする。または、1ヵ月に1回程度大雨の日に雨漏りがする。または 風向きによって雨漏りがする。等々、それをお聞きすることによって、その状況からすれば、屋根からの可能性が低い・・ベランダ周りの可能性が高い・・といった具合に頭の中で仮説をたてていきます。実際に散水調査をするとその通りになる事が多く、違う場合は一つ一つの可能性を消去法でつぶしていくことになります。

 

少し前の話になりますが、『天井に雨ジミがある』との事でご訪問した事があります。確かに見てみると雨の跡があります。しかし、よくよくお話しをお伺いするとそのお家を購入したのが半年前で、しかも他業者様で雨漏り修理をした後でした。つまり以前に雨漏りがしていたことは事実なのですが、現在は直っており天井のシミ跡はそのまま残っているという状況です。これではいくら散水調査をしても漏水は発見できません。

 

これは極端な例ですが、お客様ご自身がそこの建物に住まわれていない場合などは感覚的なお話しになってしまいますので雨漏り箇所を見つけるのが難しくなってきます。

 

記憶が曖昧な場合は、それも加味して仮説をたてますので、雨漏り調査の際は、なるべく詳しい状況をお聞かせ願えたら幸いです。下の動画は散水調査によって漏水が発見された瞬間です。
※11秒あたりで漏水します。

 

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