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工事日記

作業中に気になった事、現場調査中に感じた事などを記したエイケン工事日記です。自社の為の備忘録な意味合いもあります。お時間ある時にご覧ください。

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エスケー化研の上塗り塗料比較と最低限知ってほしい塗料の選び方

ご訪問した先で「うちの外壁はエスケー化研の●●(塗料名)で見積りは可能ですか?」と言われることがあります。
 
もちろん、弊社ではどこのメーカーの塗料であってもよほど特殊な塗料でないかぎりは取り扱っていますのでお見積り・施工可能です。
 
エスケー化研さんにかぎって言えば、あくまで私(永濱)のもっているイメージはマンション・ビルなどの大型物件でよく使われているという印象です。ただ、ここ最近は戸建て住宅の塗り替えにも力を入れてるような感じがします。

 

一応補足で書きますと、塗料はマンション用とか戸建て住宅用とかの区分けはありません。用途は多少なりともありますが、一般に販売されているものであればどちらにでも使用できます。(念のため)

さて、改めてエスケー化研さんの塗料の比較と最低限知っていただきたい塗料の選び方を書いていきます。

 

今回は水性塗料のみを掲載します。じっくりお読み頂く必要はありませんが、耐候性のところにある△○◎☆の記号のみを確認しておいてください。

 

プリーズコート

製品名

プリーズコート

一般名称

艶有り合成樹脂エマルションペイント

種類

アクリル

耐候性

 

耐候形3種相当

期待耐用年数

5~7年

耐汚染性

耐久性

防カビ・防藻性

艶有り・半艶・3分艶

※耐候性はの順で性能が高くなります。

プリーズコート カタログ

 

 

水性コンポウレタン

製品名

水性コンポウレタン

一般名称

水性反応硬化形ポリウレタン樹脂塗料

種類

ウレタン

耐候性

 

耐候形2種

期待耐用年数

8年~10年

耐汚染性

耐久性

防カビ・防藻性

艶有り・半艶・3分艶・艶消し

※耐候性はの順で性能が高くなります。

水性コンポウレタン カタログ

 

 

水性コンポシリコン

製品名

水性コンポシリコン

一般名称

水性反応硬化形アクリルシリコン樹脂塗料

種類

シリコン

耐候性

 

耐候形1種相当

期待耐用年数

12年~15年

耐汚染性

耐久性

防カビ・防藻性

艶有り・半艶・3分艶・艶消し

※耐候性はの順で性能が高くなります。

水性コンポシリコン カタログ

 

 

水性セラミシリコン

製品名

水性セラミシリコン

一般名称

超耐久低汚染型一液水性セラミックシリコン樹脂塗料

種類

シリコン

耐候性

 

耐候形1種相当

期待耐用年数

12年~15年

耐汚染性

耐久性

防カビ・防藻性

艶有り・半艶・3分艶・艶消し

※耐候性はの順で性能が高くなります。

水性セラミシリコン カタログ

 

 

エスケープレミアムシリコン

製品名

エスケープレミアムシリコン

一般名称

超耐候形水性ハイブリッドシリコン樹脂塗料

種類

シリコン

耐候性

 

耐候形1種

期待耐用年数

14年~16年

耐汚染性

耐久性

防カビ・防藻性

艶有り・半艶・3分艶

※耐候性はの順で性能が高くなります。

エスケープレミアムシリコン カタログ

 

 

水性セラタイトSi

製品名

水性セラタイトSi

主要成分

超低汚染型水性アクリルシリコン樹脂塗料

種類

シリコン

耐候性

 

耐候形1種相当

期待耐用年数

12年~15年

耐汚染性

耐久性

防カビ・防藻性

艶有り・半艶・3分艶

※耐候性はの順で性能が高くなります。

水性セラタイトSi カタログ

 

 

水性セラタイトF

製品名

水性セラタイトF

主要成分

超低汚染型水性フッ素樹脂塗料

種類

フッ素

耐候性

 

耐候形1種相当

☆☆

期待耐用年数

15年~20年

耐汚染性

耐久性

防カビ・防藻性

艶有り・半艶・3分艶

※耐候性はの順で性能が高くなります。

水性セラタイトF カタログ

 

 

スーパーセラタイトF

製品名

スーパーセラタイトF

主要成分

超低汚染・超耐候無機複合フッ素樹脂塗料

種類

フッ素

耐候性

 

耐候形1種相当

☆☆

期待耐用年数

15年~20年

耐汚染性

耐久性

防カビ・防藻性

艶有り・半艶・3分艶

※耐候性はの順で性能が高くなります。

スーパーセラタイトF カタログ

 

期待耐用年数について

通常は、次の塗替えまでの期間を概ね、期待耐用年数と考えます。

塗膜に割れ・剥離・膨れがなく、活膜で色・艶の状態も施工時と比較しても50%程度確保されている状態を想定していますので、単純に言えば次の塗り替えまではそこそこ綺麗に保っていますよ、ということです。

ただし、これはエスケー化研さんだけではなく塗料すべてに言えることですが、この期待耐用年数は部位や環境により異なります。1日中紫外線が当たり続けているような過酷な環境下にある外壁ですと、この年数までもたないと考えていいでしょう。ですのであくまで目安です。

 

塗料選びこれだけは知ってほしいポイント

 

塗料選びは最低限、耐候形1種もしくは耐候形1種相当を選びましょう。

耐候形1種とは・・耐候形1種のJIS規格を合格したものになります。耐候形1種相当とは社内の規格で耐候形1種と判断されたものになります。

塗料は販売前に試験をしています。実際の日射を想定してランプを当て続け塗膜の劣化具合を診断しているわけです。その結果により塗膜のもつもたないは以下に区分けされます。

 

耐候形3種

照射時間600時間で塗膜に割れ・剥れ・膨れがなく、光沢保持率80%以上で、色の変化の程度が基準の試験体に比べて大きくなく、白亜化度が8点以上であること。

 

 耐候形2種

照射時間1200時間で塗膜に割れ・剥れ・膨れがなく、光沢保持率80%以上で、色の変化の程度が基準の試験体に比べて大きくなく、白亜化度が8点以上であること。

耐候形1種

照射時間2500時間で塗膜に割れ・剥れ・膨れがなく、光沢保持率80%以上で、色の変化の程度が基準の試験体に比べて大きくなく、白亜化度が8点以上であること。

 

まとめ

現実的には試験の想定を上回ることもありますので、耐候形1種を選んでおけば間違いないとは言い切れませんが、一定の条件をクリアーしているのは事実ですので早々にチョーキングが起こること少ないと言えるでしょう。

塗料選びに迷った際は、耐候形1種もしくは耐候形1種相当をお選びください。

やっぱりお薦め出来ないDIYの塗装

本当に世の中はDIYが流行っていますね。確かに、自分でオリジナルの棚やテーブルを作ったり、何かを修理するのは楽しいですし、達成感があります。それに加えて、物によっては安くつく事もあり家計を助ける強い味方にもなります。

そんなDIYですが、塗装に関して言えば楽しんで出来る箇所と危険を伴う箇所があります。今回は少し具体的な事例を含めてご紹介してみたいと思います。

 

お家の中(部屋)の内部塗装は楽しみましょう!

 

部屋の内壁をDIYで塗装しますと、材料費のみでこまめにイメージチェンジを行う事が出来て楽しいです。

少々の塗りムラも手作り感や独特の味わいが出てきますし、上手く塗れたら達成感や満足感を味わう事も出来ます。勿論、家族皆で作業をする一体感を得る事も出来、自分達で手がけた物や部屋にどんどん愛着が湧いてきます。

 

内部塗装に関してどんな材料を揃えて、どんな風に塗装していけば良いのか参考になるサイトがありますのでご紹介します。ROOMBLOOMさんです。 

http://room-bloom.com/ 

 

部屋の塗装、失敗もそれはそれでよし、どうぞ楽しんで塗装してみてください。

 

お家の外(外壁)の塗装は応急処置程度に!

 

楽しい塗装もお家の外となると話は変わってきます。楽しいどころか、危険を伴ってきてしまうのです。

エイケン工業からのお願いでも記載しております通り、不安をあおるつもりはございませんが、ハシゴを使用する作業は想像以上に不安定で危険です。どうしても今すぐにしなければいけない箇所は手の届く範囲のみにしておいてください。そして応急処置もやり方を間違えば、後で高くついてしまう事もあるので注意が必要です。

 

【応急処置の注意事項】

●ハシゴを使う箇所は絶対に行わない。

●外壁の割れや穴で緊急を要する場合

壁が割れている、穴が空いている等で直ぐに業者に依頼出来ない場合、DIYを行った事のある方は“シーリング又はコーキング”を思い浮かべるでしょう。これは間違いでは無いのですが、選ぶものを間違ってしまうと後で塗装が出来なくなってしまいます。
使用する場合は、変性シリコン系・ウレタン系で、ノンブリード型(NBと表記されています)を使用してください。
 
●サイディング外壁のひび割れを発見した場合
 
外壁のひび割れは雨漏りの原因になってしまいます。例えば外壁の素材がサイディングの場合、割れているのが1階部分だとしましょう。

この割れを自分で何とかしたくなりますが、2階もひび割れしている場合、1階部分のひび割れを埋めることによって雨の抜け道を塞ぐこともあります。修理出来ていたつもりが、雨漏りが進行してしまう事もあるのでご注意ください。
 
●塗料の飛散を防止する。
 
私達が塗装前に養生するのは、塗装する場所以外に塗料が着かないようにする事と、近隣の建物等に塗料が飛散しないようにする事の2つの目的があります。自分の家は仕方がないとしても、近隣の家に塗料がついてしまった場合はそれでは済まされなくなってしまいますので、ご注意ください。

やっぱりお薦め出来ないDIYの外壁塗装

 

ご自身でベランダの手摺りを塗装された方からの依頼を受けた時の事でした。数年前にホームセンターで買った塗料でご自身が塗っておりその塗膜が全体の20%めくれた状態でした。

 

通常であればめくれた箇所のみ剥がし、密着している箇所はペーパー処理のみで塗装工程のはいっていくのが一般的です。

 

ただ、前回はDIYの塗装をしているので、全面塗膜を剥がす作業から始めなければいけません。正直に言えば、手間も費用も時間も2倍以上かかってしまいました。施主様のションボリしたお顔が今でも忘れられません。

 

8割の大部分が密着しているのにも関わらずどうして全面剥がさなければいけないかというと、前回のDIY塗装では素地調整(ペーパー掛け)をしておらず、厚膜でこってりと塗っているからで、今回そのまま塗装したとしても数カ月後にめくれてしまう可能性が高いからです。

 

過去には、お施主様のご負担にならないようにと、そのまま素地調整のみしてから塗装し数カ月後にめくれてしまった苦い思い出もあります。

 

ホームセンターのDIY用は鉄部に塗る塗料であっても水性タイプが販売されています。例外を除いて言えば塗装業者は鉄部に水性塗料を使いません。通常であればシンナー臭のする溶剤型と呼ばれる塗料を使います。

 

この水性塗料が溶剤塗料と相性が悪く、密着性がよくないのです。後々に浮いてしまう原因にもなります。こまかいメカニズムは主旨と違うので書きませんが、一度その箇所にDIY塗装をしてしまえば、今後全部めくる作業がついてまわります。

 

DIYは仕上がり感がよくなく、次の工事で通常より高くなってしまったり、何よりもケガをする危険を犯してまでするものではありません。DIYは楽しく、安く、そして安全に出来てこそだと私は考えています。

屋根塗装?それとも葺き替え?屋根がモニエル瓦の時に判断するポイント

最近よくモニエル瓦の屋根を現場調査します。

モニエル瓦は、1973年から日本で発売されていた瓦で正式には乾式コンクリート瓦といいます。
 

モニエル瓦 (1) 

今でも山手の住宅街では使われている事が多く、統計をとった事はありませんが弊社に限って言えば現場調査した際、10軒に1軒程度のお家の屋根 でモニエル瓦が採用されています。

上記画像のような波型になっているタイプが多いですが、平板タイプのものもあります。

モニエル瓦 (18)

 

よく似た形状でセメント瓦もありますが、モニエル瓦か?セメント瓦か?の見分け方は瓦の小口(厚み部分)にあります。

小口が凸凹(でこぼこ)になっていたらモニエル瓦です。
 
モニエル瓦 (21)

 

拡大しました。

モニエル瓦 (34)

瓦の形状だけで判断せず、小口を見ましょう。
 
このモニエル瓦は、後で述べる表層の劣化は見受けられる事が多いのですが基材(瓦)自体はしっかりしてい ることが多く、屋根材としては優秀なのではと個人的には思っています。

ただ、残念ながら現在、製造メーカーが解散しており製造はされていません。割れていた時など交換する場合には瓦問屋さんに在庫があるか?お伺いするこ とになります。
(2016年6月現在ではまだ在庫はあるようです。)

 
さて、モニエル瓦の特徴は表面にスラリー層と呼ばれる着色がされていることです。塗替えの際には高圧洗浄をしっかりとしなければ塗装剥離がしやすくなると言われています。
 

モニエル瓦 (28)

先日、ご訪問した際にお客様からお聞きしたのは他社のリフォーム業者の営業マンさんが

「モニエル瓦の屋根は塗れない。葺き替えにするべき」

とおっしゃったとのこと。

伝え聞きなのでどういう意図か分かりませんが、塗れない事はなくモニエル瓦は塗れます。

葺き替えに関しては一つの考 え方としてはそれはそれでいいのではないかと思います。

 

モニエル瓦を塗装する場合の注意点

 

現在の屋根がモニエル瓦で屋根工事をする場合、2つの工事方法があります。

1つ目は塗装、2つ目は葺き替えです。

それではそれぞれの工事内容を簡単に説明します。

【モニエル瓦の塗装】

モニエル瓦に塗れる塗料は多くありません。いくつか専用塗料をご紹介します。

 

①スラリー強化工法(水谷ペイント)

②マイルドシリコン(大同塗料)

③マイティシリコン(オリエンタル塗料)

①のスラリー強化工法は高圧洗浄後にスラリー洋瓦シーラーをたっぷり塗ってから乾燥後に上塗りを塗装していくやり方 です。このシーラーを塗った後は数種類の上塗り(水谷ペイント製)を塗ることができます。

以前のことですが、このスラリー洋瓦シーラーを塗っていてお昼になったので昼休憩し、午後から塗ろうかと思ったらローラーがカ チカチにゲル化して固まっており驚いたことがあります。通常のシーラーとは違い特殊なシーラーになります。

 
②と③は同じ感じの塗料で、シーラーは入れずに直接モニエル瓦に塗れる塗料になります。正直、最初はシーラーを塗らな い事に抵抗はありましたが、付着力は良好で全く問題はなく弊社では③のマイティーシリコンを採用する事が多いです。

 

モニエル瓦 (33)

これが一般仕様になりますが、もっと耐候性をお望みの場合は、そのマイティーシリコンの上からクリアーのコーティング 材を塗ると耐用年数が数年延びます。

ちなみにですが、このマイティーシリコンはモニエル瓦を販売していたラファージュルーフィング㈱(旧社名 日本モニエル株式会 社)が推奨していた塗料でもあります。製造メーカーがお墨付きの塗料ですので塗装する場合は安心と言えるでしょう。

 
同業他社さんの中にはモニエル専用塗料でなくても下地処理さえしっかりしていれば大丈夫とおっしゃる方がいます。弊 社ではそういう仕様で塗ったことがないのでそれについては分かりません。何度かされて問題ないのであれば大丈夫なのかもしれません 。

いずれにしましてもモニエル瓦の場合は、スラリー層を出来るだけ除去することが大切になります。

▼高圧洗浄をした後に全体を洗い流します。
モニエル瓦 (31)

 

 

モニエル瓦の葺き替え

 

モニエル瓦の葺き替えです。現在の瓦を撤去して新たに屋根材を載せる訳ですから基本どのような屋根材でものせる事が出来ます。耐震を考え軽量屋根材に変える方が多いのではないでしょうか。

モニエル瓦の上か ら新たに瓦をのせるカバー工法は出来ません。

先程も言いましたとおり、現在製造がされていない瓦ですから葺き替えというのは選択肢の一つではあります。

塗装か葺き替えか。これは現在の状態によって判断が分かれます。

■当分雨漏りの心配はないと判断した場合は塗装。

メリット・・低予算、美観。

デメリット・・雨漏りの防止にはならない。

■現在、雨漏りしている場合、また近い将来雨漏りの憂いがある場合は葺き替え。

メリット・・耐震性、今後の安心

デメリット・・高額

となります。

あとよくある質問として、「塗装をしない場合はほうっておくと雨漏りしますか?」と聞かれる事がありますが、モニエル瓦の場合は瓦の裏にまで水がまわる透水率は割れていない限りはゼロです。

ですので「放っておくと雨漏りがします。」と言われてもそのような心配はないのでご安心ください。

 

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