「先日の台風で屋根が飛んだみたいです。治していただけませんか?」

とご相談がありました。

強風時に屋根が飛んでしまったとなると、
・瓦屋根
・カラーベスト・コロニアルなどの薄型化粧スレート
・棟の板金
が思いつきます。

さっそくご訪問し確認したところ、強風で飛ばされ地面に落ちていたのは棟の板金でした。

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棟板金はカラーベストやコロニアルと言われる薄型化粧スレートの屋根上部に取り付けられている板金部材になります。
【棟押え】や【棟包】といった言い方もします。

 

屋根のてっぺんにありますので風の影響を受けやすく、また釘で止めていますので築20年以上経っていると台風時に外れやすくなります。

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通常は工事をする前に、お見積り書を提出しご了承いただいてから工事着工となりますが、このようなケースは例外で一旦応急処置をしなければなりません。

さっそく屋根に上って棟部分の外れた箇所に棟板金を設置しました。

 

▼強風で外れてしまった棟板金。このままでは雨水が入りやすくなります。

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▼応急処置で棟板金を仮止めします。

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応急処置処置と言ってもガチガチに止めていますので数ヶ月は大丈夫です(^^)

その後、お見積りをご提出し本工事をご依頼いただきました。

 

棟板金交換工事になります。

それでは施工手順を見ていきましょう。

 

▼既存棟板金の撤去

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▼既存下地の撤去

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▼下地新設

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▼棟板金新設

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▼ビスで棟板金を固定

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▼棟板金交換工事の完了

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これで完了になります。

今回取り付けた棟板金の素材はガルバリウム鋼板といい、錆びにくく耐久性の高い素材です。

これで早々に再度強風で外れる心配はありません。

 

屋根材、屋根部材が強風で飛んだ際には火災保険の適用となります。

 

火災保険は火事だけではなく風災、雪災、雹(ひょう)災にも適用されます。

今回の事例は台風の強風による被害となりますので風災となり火災保険が適用されやすいでしょう。
火災保険でも種類がありますので加入されている保険をご確認ください。